【心身一如(しんしんいちにょ)】

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    心身一如(しんしんいちにょ)


    「東洋医学」の基本的理念です。


    東洋医学では、ココロとからだを分けないで、一つのものとして認識してきました。
    「一如」は真理はただ一つである意。
    「一」 は不二、「如」は不異の意味です。

    心と体は別のモノであるという要素還元的考え方(思想)のもとに発達してきた西洋医学と対象的です。
    心身一如という言葉は鎌倉時代に道元(1200〜1253年)により書かれた「正法眼蔵」の“身心一如”起源としています。

    現代において、この言葉を初めて用いたのは、日本で初めて九州大学で心療内科をつくった池見酉次郎教授。

    患者さんをココロと体の両面から全体的なものとして取り扱うという人間存在の原点を踏まえた全人的医療の実践をめざす考え方です。

     

    例えば、傷寒論における小柴胡湯証の解説。
    「傷寒五六日中風、往来寒熱し、胸脇苦満し、黙黙として飲食を欲せず、心煩し、喜嘔す。或は胸中煩して嘔せず、或は渇し、或は腹中痛み、或は脇下痞鞕し、或は心下悸し小便利せず、或は渇せず身に微熱有り、或は欬する者は、小柴胡湯之を主る。」
    とあります。


    客観的な症候としての往来寒熱や胸脇苦満や心下悸。
    同時に存在する食欲不振、心煩、喜嘔などの自覚症状が渾然一体となって小柴胡湯の証を形成されることが理解されます。

    東洋医学において、主観と客観の渾然一体となった病態認識を表現するにふさわしい言葉です。

     

    健康なココロが、健康な“体”をつくる。 
    健康な体が、健康な“ココロ”をつくる。

     

    参考)寺澤捷年先生 日本東洋医学会雑誌 Vol.69 No.2 199-201,2018

      

     

     


    【薬食同源】《やくしょくどうげん》

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      薬食同源】《やくしょくどうげん》


      「食」の延長上にクスリがある、
      薬物と食物はその源が一つであるという考え方です。

       

      中国最古の薬物書「神農本草書(しんのうほんぞうきょう)」には、自然界から選び出された365種の薬物が取り上げられており、それはさらに120種の上薬、120種の中薬、120種の下薬に分けられるとしています。

       

      上薬(じょうやく)は、アンチエイジングにつながるもので、長期に摂取するほど、元気になるものです。

      中薬(ちゅうやく)は、使い方によって、クスリにも毒にもなるもの。上薬を助ける作用をもち、体の抵抗力を養います。

      下薬(げやく)は、毒であるが、病気の治療でどうしても必要なときに、慎重に用いるものです。長く服用してはいけません。上薬や中薬を補佐します。

      ⇒現代医療、予防医療にも通じる内容です。 

       

       


      【シンバイオティクスとアトピー性皮膚炎】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<その他>

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        シンバイオティクスとアトピー性皮膚炎


        鉄欠乏改善は、「炎症との戦い」と言えます。
        単純な #鉄不足 の場合は、鉄とたんぱく質の補充で改善する可能性が高いですが、
        炎症による鉄の利用障害 の場合は、まず #炎症 の箇所を見付けて炎症を減らさないと、鉄の吸収も利用も下がってしまいます。

         

        アトピー性皮膚炎 は目に見える炎症。
        腸内細菌叢との関連性があり、
        シンバイオティクス(プロバイオティクス+プレバイオディクス)の経口投与に効果がみられるとの報告があります。


        アトピー性皮膚炎 は、アレルギー疾患に罹患しやすい免疫環境を助長する腸内細菌叢の変化と関連している可能性があることから、アトピー性皮膚炎の予防と治療に、プロバイオティクス と プレバイオティクス を組み合わせた

        シンバイオティクス が用いられるようになってきました。

         

        台湾・国立陽明大学のYung-Sen Chang氏らによるメタ解析の結果、シンバイオティクスは、とくに混合細菌を用いた場合と1歳以上の小児に用いた場合に、治療効果が認められることを報告しました。


        ただし、アトピー性皮膚炎の1次予防効果に関しては、さらなる研究が必要だとまとめています。

         

        研究グループは、PubMed、MEDLINE、EMBASE、Cochran-e Central Register of Controlled TrialsおよびCAB Abstracts Archiveを用い、2015年10月15日までに発表されたアトピー性皮膚炎に対するシンバイオティクスの予防および治療効果を検討した無作為化比較試験の論文について、言語を問わず検索しました。


        選択基準は、シンバイオティクスの経口投与による介入が行われ、アトピー性皮膚炎の疾患重症度評価(Scoring Atopic Dermatitis[SCORAD]指標)および予後評価(発症頻度)がなされているものとしました。

         

        主要評価項目は、治療効果検討試験ではSCORAD、発症予防効果検討試験ではアトピー性皮膚炎の相対リスクとしました。

         

        <結果>


        ・検索で確認された257試験のうち、選択基準を満たした8試験(治療効果検討試験6件;0ヵ月〜14歳の小児369例、予防効果検討試験2件;6ヵ月までの乳児が対象の1件と生後3日未満の新生児が対象の1件、計1,320例)を解析に組み込んだ。


        ・治療効果については、6試験のメタ解析の結果、治療8週時のSCORAD変化量は−6.56(95%信頼区間[CI]:−11.43〜−1.68、p=0.008)で、有意に低下した。


        ・サブグループ解析の結果、有意な治療効果が認められたのは、混合細菌使用時(加重平均差:−7.32、95%CI:−13.98〜−0.66、p=0.03)、および1歳以上の小児(同:−7.37、−14.66〜−0.07、p=0.048)であった。
        ・予防効果については、プラセボと比較したシンバイオティクス投与によるアトピー性皮膚炎の相対リスク比は、0.44(95%CI:0.11〜1.83、p=0.26)であった。

        Chang YS, et al. JAMA Pediatr. 2016 Jan 25.

         

         

        ◆奥平智之FBグループ

         日本栄養精神医学研究会

         食事栄養療法俱楽部

         【テケジョ=鉄欠乏女子】

         

        ◆奥平智之著書

         マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ

         単行本(ソフトカバー) – 2017/11/11
         奥平 智之  (著),‎ いしいまき (イラスト)  

         

         

         

         

         

         


        【クコシは目の疲れに良いとされる生薬】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<漢方>

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          クコシは目の疲れに良いとされる生薬


          クコシ(枸杞子)
          成分:ベタイン ゼアキサンチン
          ナス科   クコ Lycium barbarum 成熟した果実


          《作用》
          強壮作用
          抗酸化作用
          免疫増強作用・調節作用
          抗老化作用
          抗脂肪肝作用

           

          ◇ 漢方では肝腎を補い、血を補い、目を明らかにする効能があるとされています。また、目の疲れを取るとの報告もあります

           

          ◇ クコシ(ゴジベリー)は、ビルベリーを上回る、高い抗酸化活性(ビルベリーの1.6倍)を示すことが報告されています
          抗酸化物質に含有量は、ブルーベリー<ビルベリー<クコシ(ゴジベリー)
          ※ビルベリーは一般的に目に良いと知られているブルーベリーの野生種であり、抗酸化作用があるポリフェノールのアントシアニンを一般的なブルーベリーの2〜3倍含んでいると言われています

           

          ◇ ゼアキサンチンの眼に対する作用
          ゼアキサンチンはルテインの異性体で、どちらもカルチノイドの一種であるが、ルテインとは化学構造が違います(分子式は同じ)
          ✔️ ルテインは網膜内黄斑部周辺部、ゼアキサンチンは網膜内黄斑部中心に多く存在しています。黄斑部は視細胞が集中し、目に入ってきた光が像を結ぶ、大変重要な働きをしている部分です
          ✔️ ゼアキサンチンは強力な抗酸化力を持ち、眼に入る紫外線やブルーライトによる酸化ストレスから黄斑部を守る働きがあります
          ゼアキサンチンには、ブルーライトを吸収する働きもあります

           

           

             
          図:ブルーライトの波長域と黄斑色素の紫外可視スペクトル
           

           

          ◆奥平智之FBグループ

           日本栄養精神医学研究会

           食事栄養療法俱楽部

           【テケジョ=鉄欠乏女子】

           

          ◆奥平智之著書

           マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ

           単行本(ソフトカバー) – 2017/11/11
           奥平 智之  (著),‎ いしいまき (イラスト)  


          【カゼをひいて熱が出たら、さらに熱を上げる?】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<漢方>

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            【カゼをひいて熱が出たら、さらに熱を上げる?】

            ~自己治癒力を鼓舞する漢方薬~
            風邪やインフルエンザのウイルスは「低温嗜好性」。
            そのため、からだの体温が上がると、ウイルスの活性は弱まります。

            風邪で発熱するのは、生体防御システム。
            サイトカインなどを産生して体温を上昇させます。
            そのため、解熱剤で解熱することは、治癒を遅らせて、風邪が長引いてしまう可能性があります。
            風邪の時は、麻黄を含む漢方処方(葛根湯や麻黄湯など)でさらに発熱を後押しします。
            風邪の初期にゾクゾクと寒気がして汗を出さない状態で漢方で発熱をさらに促して、ウイルスをやっつけたあと、発汗とともに熱は下がってきます。
            ★しかし、体力がない人は、皮膚の保温作用が強くないので、体温が十分に上がる前に自然発汗してしまい抗病力を高められません。
            そのため、発汗を促す麻黄を含まない処方(桂枝湯など)で軽く体温を上げつつ、しっかり布団をかけてゆっくりやすむといいでしょう。

            麻黄が使えないようなケースは風邪がながびくケースがあります。
            ★桂枝湯(けいしとう)・・・おだやかな発汗・発散作用のある“桂皮(シナモン)”、痛みをやわらげる“芍薬”、体をあたためる“生姜(ショウガ)”、緩和作用のある“甘草”などが配合されています。
            桂枝湯は、に、葛根(カッコン)と麻黄(マオウ)を加えたものが、「葛根湯(かっこんとう)」です。

             

            元記事|奥平智之FB

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             【テケジョ=鉄欠乏女子】

             

            ◆奥平智之著書

             マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ

             単行本(ソフトカバー) – 2017/11/11
             奥平 智之  (著),‎ いしいまき (イラスト)  

             

             


            【鉄欠乏女子(てけじょ)を救う漢方薬】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<漢方>

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              【鉄欠乏女子(てけじょ)を救う漢方薬】
              芎帰膠艾湯 (きゅうききょうがいとう)
              『出血の抑制』のための漢方薬
              非常に強い止血の作用を持っています。
              地黄(じおう)、芍薬(しゃくやく)、当帰(とうき)、甘草(かんぞう)、川芎(せんきゅう)、艾葉(がいよう)、阿膠(あきょう)
              効能・効果は「痔出血」です。
              「当帰」や「川芎」は体をあたため鉄欠乏症状を改善し、
              「阿膠」と「艾葉」には止血作用。
              「芍薬」と「甘草」は痛みを緩和する働きをします。
              具体的には痔出血を中心に、
              月経過多
              不正性器出血
              尿路出血
              下血
              またそれらに伴う鉄欠乏症状に適応します。
              主要な処方の「阿膠・艾葉」には血を補う・陰液を補うという特徴が有り、寒邪を排除して安胎(流産を予防する)作用があります。
              比較的即効性のある処方です。
              芎帰膠艾湯 (77)は、『温性』が強めの漢方薬です。
              「お風呂に入ると痛みや引きつりが楽になる」
              そんな場合は大丈夫ですが、
              逆にのぼせ・火照りがあるような状況ではこもってしまった熱を下げるような処方(三黄瀉心湯・竜胆瀉肝湯)を使うことがあります。

               

              元記事|奥平智之FB

              ◆奥平智之FBグループ

               日本栄養精神医学研究会

               食事栄養療法俱楽部

               【テケジョ=鉄欠乏女子】

               

              ◆奥平智之著書

               マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ

               単行本(ソフトカバー) – 2017/11/11
               奥平 智之  (著),‎ いしいまき (イラスト)  

               

               


              【テケジョのツボ】三陰交(さんいんこう) 鉄欠乏女子(テケジョ)奥平智之先生講義

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                【テケジョのツボ】三陰交(さんいんこう)
                〜足首の内側〜
                足の内くるぶしの最も高いところから、指4本分、上がったところ。 
                骨と筋肉の境目。
                ★足に通っている3つの陰の経絡が交わるツボ
                「女三里(おんなさんり)」と呼ばれるほど、婦人科疾患にはよく使われる有名なツボです
                [笋
                ∪戸不順、生理痛
                9糠期障害
                ど塲ァ安産
                テ痛
                ⇒自分で取りやすいツボです。自分で指圧や温灸をしてみましょう。
                三陰交を冷やさないように靴下もはきましょう

                 

                元記事|奥平智之FB


                【生薬「桂皮」(けいひ)について】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<漢方>

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                  【生薬「桂皮」(けいひ)について】
                  一般的にいう『シナモン』を想像する方も多いと思います。
                  一種のスパイスとして最近では様々な料理への使用、健康法にも使われています。
                  しかし、生薬として使用されるのは、
                  |羚馥酩瑤農源困気譴訐捷招鉾蕕篥豢酬鉾蕕函
                  ▲戰肇淵犒鉾蕕噺討个譴襪發里任垢、それ以外に、
                  スパイスのシナモンとして使われるセイロン桂皮(スリランカ産)、
                  さ菓子「八つ橋」の香りづけに使われるベトナム桂皮、
                  ゥ宗璽垢覆匹忙箸錣譴襯献礇鏃鉾蕁淵ぅ鵐疋優轡∋此
                  など多くの種類があります。
                  セイロン桂皮やジャワ桂皮は薬用になりません。
                  ベトナム桂皮は薬用にもなりますが、精油含量が多いので香りが強いのが特徴です。
                  ■「桂皮」ってどんな生薬
                   スリランカ、インド原産の常緑高木で、賦香料であるシナモンの製造原料植物の一つです。
                  外皮を除いた樹皮を生薬ケイヒ(桂皮)と称し、芳香健胃薬として食欲不振や消化不良に用います。
                  漢方では血液循環を促進、気を利すなどの目的で桂枝湯(けいしとう)、安中散(あんちゅうさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)など多くの処方に配合されますが、この目的で用いるケイヒは主にC. cassiaを基原とするものです。
                  成分としてケイヒアルデヒド(cinnamaldehyde)を主成分とする精油に富み、ケイヒ油(賦香料として用いる)の製造原料としています。
                  生薬「桂皮」の漢方的な効果は?
                  桂皮(けいひ)は、鎮静、鎮痛、抗菌、血圧降下、覚醒、胆汁分泌促進、抗ストレス作用などがあると言われています。
                  また古くより体を温める効果があるとされており、桂皮は、中枢神経系の興奮を鎮め、水分代謝を調節し体表の毒を去りこれを和解する作用があるから、頭痛・発熱・のぼせ・感冒・身体疼痛などに応用されることが多いです。

                  【腸管への漢方によるアプローチ】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<漢方>

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                    【腸管への漢方によるアプローチ】
                    黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
                    比較的体力があり、イライラ傾向とのぼせのある方に使用します。また出血傾向のある場合にも用います。気分がイライラして落ち着かず、胃や胸のあたりにモヤモヤとしたつかえがある方向けです。特に黄�彙(おうごん)、黄連(おうれん)を配合していることで消炎作用、解熱作用が増強されており、熱を持った症状を取り除く漢方薬です。胃痛・胃もたれが強いときに有効です。

                    半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
                    慢性の下痢で体力は普通の方に使用します。嘔吐から下痢(水滞症状)を取り除きます。心窩部の抵抗、圧痛などがあり悪心、嘔吐、食欲不振を訴える場合や不安、不眠などの精神神経症状をともなう場合に使用します。げっぷや吐気など、みぞおちにつかえがある場合に使用します。

                    柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
                    体力は普通の方に使用します。身体の熱や炎症、痛みを和らげる効果があります。みぞおちあたりが張り、胸苦しさがある人に向いています。主に柴胡(さいこ)が抗炎症作用、半夏(はんげ)が吐気止めのような作用を持ち治療効果に繋がっています。具体的に胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの上部消化器系の病気に使用します。

                    平胃散(へいいさん)
                    体力は普通の方に使用します。胃の働きをよくし、消化不良による胃もたれの改善をする漢方薬です。胃腸を整える効果のある陳皮(ちんぴ)や生姜(しょうきょう)、腹部膨満感を取り去る厚朴(こうぼく)といった生薬が含まれています。みぞおちの不快感や腹部膨満感や食欲不振などの症状がある場合に用います。

                    胃炎治療の漢方薬:比較的体力がない人向け
                    六君子湯(りっくんしとう)
                    急性の下痢で比較的体力の低下した方に使用します。下痢だけでなく、食欲不振などの上腹部の不定愁訴によく使われます。食後の眠気や全身倦怠感、手足の冷え、感情不安定などをともなう場合にも使用します。胃もたれ食欲不振の改善に用いられます。

                    安中散(あんちゅうさん)
                    比較的体力の無い方に使用します。冷えがある方に使用しやすいことが特徴です。胃痛・胸やけ、食欲不振の症状に用います。桂皮(けいひ)などが入っているため身体を温める作用があります。冷え性で胃もたれやみぞおちのつかえがある方におすすめです。

                    茯苓飲(ぶくりょういん)
                    比較的体力の無い方に使用します。胃の働きをよくし、胃もたれや胸やけに使用します。東洋医学的に胃内停水(いないていすい:胃のチャポチャポ感など)に使用します。水分バランスを整える茯苓(ぶくりょう)や蒼朮(そうじゅつ)といった生薬に滋養強壮の意味合いで人参(にんじん)が配合されています。胸のつかえや胃もたれに使用しますが、尿量減少にも使用するケースもあります。

                    人参湯(にんじんとう)
                    慢性の下痢で比較的体力の無い方に使用します。配合生薬の人参には気を上げてみぞおちのつかえを取り除く効果が期待できます。下痢などの胃腸機能の低下、手足の冷え、薄い唾液が口中にたまるなどの症状も考慮して使用します。胃痛と下痢がある場合によく使用します。

                     

                     

                    元記事|【テケジョ=鉄欠乏女子】を救え〜ココロの不調回復〜食べてうつぬけ《メンタルヘルス・食事栄養療法・漢方・腸管》

                     


                    【便秘に用いられる生薬「麦芽」について】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<漢方>

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                      JUGEMテーマ:食事・栄養療法

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                      【便秘に用いられる生薬「麦芽」について】
                      ●ビールの原料に使われているものが麦芽です。
                      その起源は漢方薬に配合されている生薬だということをご存知ですか。
                      麦芽はイネ科 (Gramineae)オオムギHordeum vulgare Linneの成熟したえい果を発芽させて乾燥したものです。
                      成分はデンプン, タンパク質,酵素(アミラーゼ, インベルターゼ),麦芽糖,  ビタミンA,B,D,E,べタイン,コリン,ヒスチジン, ホルデニン,カンジシンなどです。
                      脾や胃に良いとされています。
                      胃腸機能を促進し、消化を促します。
                      消化不良,腹部の膨張感,食欲不振,嘔吐下痢,断乳時に乳が止まらぬものに使われています。
                      麦芽配合の漢方薬は
                      加味平胃散(かみへいいさん)は消化を助け、食滞(食物が消化管内で停滞したもの)を取り除く平胃散にさらに消導薬(消化促進)の神麴、麦芽、山楂子を加えたものです。
                      気の流れを改善し、胃腸の動きを正常に戻し、食べた物の消化を助けます。原方の平胃散は胃内に食毒と水毒が停滞しているのを、等しく平にするという意味で名付けられました。
                      また、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)です。
                      比較的体力の無い方に使用します。
                      胃腸虚弱で血色が悪く、冷え症で持続性の頭痛、めまい、肩こりなどを伴う場合に使用します。
                      めまいや頭痛に効果のある天麻(てんま)が配合されている事が特徴です。
                      また消化機能調整作用が強く、水分代謝作用もあるため水滞(すいたい:水分の偏り)によるめまいや頭痛に繁用されます。
                      ●日常生活での麦芽
                      大麦は栄養分をデンプンとして貯蔵していますが、発芽の時期(麦芽になる頃)には、酵素の力を高めてデンプンを糖に変えます。
                      これを乾燥させて発芽を止めさせ、加工して、様々な種類の麦芽が作られています。
                      参考:「漢方294処方 生薬解説 その基礎から運用まで」
                      https://www.facebook.com/groups/mentalhealth.net

                      写真:Wikipediaより

                       


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