【シンバイオティクスとアトピー性皮膚炎】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<その他>

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    JUGEMテーマ:食事・栄養療法

     

    シンバイオティクスとアトピー性皮膚炎


    鉄欠乏改善は、「炎症との戦い」と言えます。
    単純な #鉄不足 の場合は、鉄とたんぱく質の補充で改善する可能性が高いですが、
    炎症による鉄の利用障害 の場合は、まず #炎症 の箇所を見付けて炎症を減らさないと、鉄の吸収も利用も下がってしまいます。

     

    アトピー性皮膚炎 は目に見える炎症。
    腸内細菌叢との関連性があり、
    シンバイオティクス(プロバイオティクス+プレバイオディクス)の経口投与に効果がみられるとの報告があります。


    アトピー性皮膚炎 は、アレルギー疾患に罹患しやすい免疫環境を助長する腸内細菌叢の変化と関連している可能性があることから、アトピー性皮膚炎の予防と治療に、プロバイオティクス と プレバイオティクス を組み合わせた

    シンバイオティクス が用いられるようになってきました。

     

    台湾・国立陽明大学のYung-Sen Chang氏らによるメタ解析の結果、シンバイオティクスは、とくに混合細菌を用いた場合と1歳以上の小児に用いた場合に、治療効果が認められることを報告しました。


    ただし、アトピー性皮膚炎の1次予防効果に関しては、さらなる研究が必要だとまとめています。

     

    研究グループは、PubMed、MEDLINE、EMBASE、Cochran-e Central Register of Controlled TrialsおよびCAB Abstracts Archiveを用い、2015年10月15日までに発表されたアトピー性皮膚炎に対するシンバイオティクスの予防および治療効果を検討した無作為化比較試験の論文について、言語を問わず検索しました。


    選択基準は、シンバイオティクスの経口投与による介入が行われ、アトピー性皮膚炎の疾患重症度評価(Scoring Atopic Dermatitis[SCORAD]指標)および予後評価(発症頻度)がなされているものとしました。

     

    主要評価項目は、治療効果検討試験ではSCORAD、発症予防効果検討試験ではアトピー性皮膚炎の相対リスクとしました。

     

    <結果>


    ・検索で確認された257試験のうち、選択基準を満たした8試験(治療効果検討試験6件;0ヵ月〜14歳の小児369例、予防効果検討試験2件;6ヵ月までの乳児が対象の1件と生後3日未満の新生児が対象の1件、計1,320例)を解析に組み込んだ。


    ・治療効果については、6試験のメタ解析の結果、治療8週時のSCORAD変化量は−6.56(95%信頼区間[CI]:−11.43〜−1.68、p=0.008)で、有意に低下した。


    ・サブグループ解析の結果、有意な治療効果が認められたのは、混合細菌使用時(加重平均差:−7.32、95%CI:−13.98〜−0.66、p=0.03)、および1歳以上の小児(同:−7.37、−14.66〜−0.07、p=0.048)であった。
    ・予防効果については、プラセボと比較したシンバイオティクス投与によるアトピー性皮膚炎の相対リスク比は、0.44(95%CI:0.11〜1.83、p=0.26)であった。

    Chang YS, et al. JAMA Pediatr. 2016 Jan 25.

     

     

    ◆奥平智之FBグループ

     日本栄養精神医学研究会

     食事栄養療法俱楽部

     【テケジョ=鉄欠乏女子】

     

    ◆奥平智之著書

     マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ

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     奥平 智之  (著),‎ いしいまき (イラスト)  

     

     

     

     

     

     


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