【こころを癒す漢方診療】久永明人(ひさながあきと)先生 埼玉講演

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    JUGEMテーマ:食事・栄養療法

     

    【こころを癒す漢方診療】久永明人(ひさながあきと)先生 埼玉講演

     

    ●漢方は、中国の医学ではない !!
    ・・中国の古典を原典としつつわが国で独自に育まれた日本固有の伝統医学
    ・・西洋医学のEBMに限界があることは周知の事実であり「個の医学」としての漢方医学は臨床実地で有用性が高い

    ※ 「蘭方」に対して「漢方」と称した

     

    ●精神科での漢方治療には3つの場面があります
    I. 認知症医療における漢方治療
    II. 神経症や心身症に対する漢方治療
    III. 統合失調症やうつ病・躁うつ病に対する漢方治療
    ・・漢方薬単独での治療は原則として行わない

    ※主剤として漢方薬が適応となる精神疾患
    全般性不安障害
    恐怖症性不安障害
    身体症状症
    転換性障害
    解離性障害
    認知症における行動心理症状

     

    ●漢方薬治療では、自律神経機能の回復が期待されます
    ・漢方薬は自律神経障害の治療に長けています
    ・自律神経機能の回復を図ることができる西洋薬は事実上皆無です
    ・漢方薬は特に交感神経の亢進を抑制する臨床効果が優れています

     

    ●精神症状に関する捉え方が現代医学とは根本的に異なっています
    精神疾患の治療方剤は、主として身体診察による身体所見にもとづいて証を決定し証に随って治療

     

    ●苦味と解毒・・「毒を以て毒を制す」
    ・苦味は毒を見分ける味覚として発達しました
    ・「良薬口に苦し」と言うが …苦味成分は毒だが少量の摂取で薬にもなります

     

    ●裏寒に対する治療をするなら…まずは中から温めます
    附子(ブシ)・烏頭(ウズ)、真武湯
    足湯と運動は気血の巡りを改善

     

    ●冷え対策の食事指導
    ・冷えが強いときには、食に偏りがないかを聴取し、夕食の炭水化物を制限して、肉食を勧めます
    ・冷たい飲み物や食べ物の摂取が多過ぎないか見直します
    ・白砂糖・生野菜・果物は特に冷えを助長するので、それらを摂取し過ぎないように

     

    ●漢方治療の対象者の多くは治療困難な慢性疾患
    → これからは漢方医学にも精神医学的視点が要求されるのではないか?

     

    ●精神科医療の中で漢方薬が使われる場合
    ・まず精神医学的診断が不可欠
    ・漢方薬の主たる標的は不安緊張状態によってもたらされる自律神経症状
    ・精神療法も不可欠

     

    ●今後の課題
    漢方医学において精神療法はどうあるべきか?
    漢方薬随証治療を行うことの精神療法的意義は?

     

    久永明人先生
    医療法人清風会ホスピタル坂東
    医療法人社団ひのき会証クリニック併設和漢診療研究所 所長

    2018.8.19【開催報告】埼玉メンタルヘルス交流会

     

     


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