【うつ病発症の予防効果あり:週に1時間以上の運動で】

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    JUGEMテーマ:食事・栄養療法

     

    うつ病発症の予防効果あり:週に1時間以上の運動で

     

    《運動によるうつ病の予防効果》

    〈方法〉 
    HUNT研究(Health Study of Nord-Trøndelag County)は,これまでに行われた中でも最も大規模かつ包括的な全住民ベースの健康調査の一つであり,1984年1月〜1986年2月の第1相(HUNT 1相)において,ノルウェーのヌール・トロンデラーグ県の20歳以上の全住民から参加者を集め,1995年8月〜1997年6月の第2相(HUNT 2相)で全参加者の9〜13年後を前方視的に追跡調査したものである。

    〈結果〉 
    基準時点での『1週間当たりの総運動時間と将来のうつ病のリスクとの間には逆相関』が認められた(p=0.001)が,不安については基準時点の総運動時間にかかわらずリスクは同程度(p=0.21)であった。

    この予防効果のほとんどは比較的低いレベルの運動でも認められており,『1週間当たりの運動時間が1時間』を超えても追加的な効果は認められなかった。

    また,運動強度による相互作用を示すエビデンスも認められなかった(p=0.96)。
    交絡因子を調整した後に,観察された関連に因果関係があると想定した場合,人口寄与割合からは,もし全参加者が少なくとも週に1時間以上身体活動を行っていたとすれば,『将来のうつ病症例の12%が予防』できていたであろうことが示唆された。

    〈結論〉 
    定期的な余暇時の運動は,いかなる強度であっても,将来における『うつ病の発症を予防』するが,不安症に対する予防効果は認められない。

    本研究の結果からは,集団レベルで見れば,1週間当たりで費やす運動時間の増加は,比較的小さいものであっても,公衆の精神衛生上の重要な利益をもたらし,うつ病の新たな発症を相当数予防できる可能性があることが示唆される。

    (赤石 怜)
    HARVEY, S. B., ØVERLAND, S., HATCH, S. L., et al. Exercise and the Prevention of Depression: Results of the HUNT Cohort Study. AM J PSYCHIATRY, 175, 28-36, 2018
    < PSYCHOABSTRACT 2018 No.3 P.8-9>

     

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