2019 年2 月9 日(土)14 : 30〜16 : 30 第9回 埼玉周産期メンタルヘルス研究会にて奥平智之が講師を務めます
2019 年2 月9 日(土)14 : 30〜16 : 30
第9回 埼玉周産期メンタルヘルス研究会 奥平智之先生 鉄欠乏 テケジョ講義
主催者よりの情報をお知らせいたします。
詳細につきましては主催者にお問い合わせいただきますようお願いいたします。
<問い合わせ>
事務局 埼玉医大総合医療センターメンタルクリニック
事務局担当 安田貴昭(E-mail:yasuda.saitama@icloud.com)
<主催者よりのご挨拶>
妊娠・出産・育児というライフイベントに伴って、様々な心理的社会的問題や精神疾患が起こります。これらに医療機関と地域自治体とが連携して適切に対処できるよう、日ごろ経験している具体的な問題について皆で検討しあう会として本研究会が始まりました。前回に引き続き、今回も外部から講師をお招きして特別講演を開催いたします。事前登録は不要です。多くの方の参加をお待ちしております。
第9回埼玉周産期メンタルヘルス研究会
日時 :2019 年2 月9 日(土)14 : 30〜16 : 30
場所 :埼玉医科大学かわごえクリニック 4階会議室埼玉県川越市脇田本町21-7
電話:049-238-8111
参加費:500 円
内容 :14:30〜 ? 事例検討(事例提示 愛和病院)
15:30〜 ? 特別講演『見逃されている貧血のない鉄欠乏症〜鉄欠乏女子(テケジョ)を救え!〜』
特別講演
『見逃されている貧血のない鉄欠乏症 〜鉄欠乏女子(テケジョ)を救え!〜』
貧血がなくても、鉄欠乏で心身の不調が生じます。憂うつ、イライラ、不安、疲れやすい、食が細い、眠りが浅い、爪がぺったんこ、髪が抜けやすい、アザ、肌荒れ、冷えなど・・・。月経のある女性、妊娠出産期の女性、成長期の子どもは特に注意が必要です。外来では「“鉄欠乏女子”ですね」と伝えています。ヘモグロビ ンが基準値内だと、不定愁訴として扱われてしまっていることも。鉄は、セロトニンやドパミンなどの生成の必須因子であったり、GABAやグルタミン酸の調整などをしてくれています。また、全身の細胞のエネルギーを産生するミトコンドリアでは、鉄が非常に大きな役割を果たしており、鉄が不足すると、神経細胞を含め、全身の細胞の機能低下、全身の臓器の機能低下につながります。胎児の中枢神経系の発達には、葉酸や亜鉛などの栄養素だけでなく、細胞分裂に必要な「鉄」がとても大切です。母親の重度の鉄欠乏は、胎児の中枢神経に不可逆的なダメージを与え、発達障害や統合失調症などのリスクが上昇します。母親の心身や美容のことだけでなく、次世代の子どもたちを守るためにも、妊娠出産における鉄の大切さをみんなでもう一度再確認しましょう。鉄欠乏など栄養が原因でうつ状態になることがあり、『栄養型うつ』と呼んで注意喚起しています。
<講師> 奥平智之先生
日本栄養精神医学研究会会長/ 医療法人山口病院精神科部長
『マンガでわかるココロの不調回復「食べてうつぬけ」〜鉄欠乏女子(テケジョ)を救え!』(主婦の友社)、『栄養型うつ』著者。医学書院“精神看護”で栄養精神医学について連載中。「メンタルヘルスにおける栄養」、「血液検査の栄養学的な活用法」に関する講義を全国で行っている。埼玉メンタルヘルス交流会会長、食事栄養療法倶楽部代表、日本うつ病学会評議員・双極性障害委員会フェローなど。
- 2018.12.28 Friday
- ◇奥平智之 講演情報
- 07:00
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- by 食べてうつぬけ