【亜鉛について】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<亜鉛・マグネシウム>

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    JUGEMテーマ:食事・栄養療法

     

    亜鉛について
    人体内には約1.4〜2.3gの亜鉛が存在しています。

    亜鉛 は筋肉(60〜65%)や骨(20〜30%)に多く存在し、増殖が盛んな生殖器、肝臓、眼の脈絡膜では特に多いです。

     

    ★血清の亜鉛濃度は0.8〜1.2mg/Lと狭い範囲に調節されていますが、血球成分の濃度は血清の10倍程度高いです。
    そのため、溶血(膜障害)の時は、血清亜鉛は、高くなります。

    ★手術侵襲などの『ストレス』によって血清亜鉛は大きく低下します。

    亜鉛と特異的に結合する血清のタンパク質は現在のところ知られておらず、トランスフェリン、アルブミン、メタロチオネインなどと結合し血液中を運搬されると考えられています。

     

    限外濾過膜を通過する血清亜鉛は全体の1%以下です。

    亜鉛は増殖の盛んな臓器に集積する性質があります。

    薬剤の副作用として味覚障害がおこり、亜鉛の補足により回復することから、亜鉛不足は稀ではないことが明らかになりました。

    また、遷延する皮膚病変が亜鉛補足により回復することも明らかになりました。

    しかし、実験的に低亜鉛食を摂取させても、血漿亜鉛は低下しにくいです。

    キレート作用を有する外因性あるいは内因性の亜鉛排泄促進物質等が亜鉛不足に関与しているのかも知れません。

    発育発達期では、成長が促進されるとの報告があります。

     

    Biomed Res Trace Elements 15(3):243-247,2004

     

     

     

    ◆奥平智之FBグループ

     日本栄養精神医学研究会

     食事栄養療法俱楽部

     【テケジョ=鉄欠乏女子】

     

    ◆奥平智之著書

     マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ

     単行本(ソフトカバー) – 2017/11/11
     奥平 智之  (著),‎ いしいまき (イラスト)  

     

    ◆奥平智之連載

     精神看護にて2018年03月号から1年間予定

     2018年03月発行 (通常号) ( Vol.21 No.2 )


    【亜鉛欠乏症の診断と血清亜鉛値の解釈の仕方】 Dr.奥平の栄養漢方治療講座<亜鉛・マグネシウム>

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      JUGEMテーマ:食事・栄養療法

       

      《「隠れ亜鉛欠乏??」》


      亜鉛欠乏症の診断と血清亜鉛値の解釈の仕方】 


      血清亜鉛値は、必ずしも身体の亜鉛栄養状態を如実に表していないことがわかり、現在は、亜鉛欠乏症の診断を血清亜鉛値の絶対値で、また、その他の生体の計測値のみで診断することは出来ません。

      そこで先ず、『臨床症状』から欠乏症の存在を疑います。

      亜鉛欠乏症の可能性があれば亜鉛補充療法を行い、治療経過と諸検査データ及びその推移を参照して、診断と治療の継続と終了を決定します。

      複数の亜鉛欠乏症状の存在は、当然、欠乏症である可能性が高まるので、潜在傾向の症状を含め、問診が非常に大切です。

      疑いがあれば、先ず、血清亜鉛値などの測定を行いますが、血清亜鉛値の絶対値で亜鉛欠乏症を診断することは出来ません。

      しかし、欠乏症であるから、症状があって、血清亜鉛値がより低値であれば、当然、亜鉛欠乏症の可能性はより高まりますが、高値でも、その可能性を否定することは出来ません。
      現在医療界では、“いわゆる基準値”を、ウッカリ、『個の正常値』と読み違えている傾向がありますが、基準範囲(値)は集団の統計的数値で、必ずしも、個体の正常値ではありません。
      この読み違えが、亜鉛欠乏症 の診断や考え方を混乱させ、また、多数の亜鉛欠乏症の存在を単純に否定した大きな原因の一つです。

       

       

      図は、2002 年から 2008 年 2 月までの、データの揃った亜鉛欠乏症確診例257例の初診時血清亜鉛濃度分布図です。

      ★★ “いわゆる基準値”の最低値 65 µg/dL 前後から、より低値に亜鉛欠乏症例が多いことは事実であるが、65 µg/dL 以上の基準値内やより高値にも亜鉛欠乏症は存在して、 症例全体の 『44% 』をも占めています。

      また、食べ物が #苦い とか、口内が渋柿を食べた様に渋いとか訴え、味覚検査に異常のある味覚障害患者で、約 7 ヶ月の亜鉛補充療法により完治した症例では、初診時の血清亜鉛値が 109 µg/dL であり、亜鉛補充療法中に血清亜鉛値が 140 µg/dL レベルの濃度に達しました。

      この症例は、個人としての本来の血清亜鉛値は 130〜140 µg/dL レベルであり、初診時の 109 µg/dL の血清亜鉛値は立派な亜鉛欠乏状態であったと考えられます。

      亜鉛は『個体間の変動幅が個体内変動幅より大きく、基準範囲の幅は主として個体間変動幅を反映している』生体値の典型例であり、この症例は血清高亜鉛値を示した亜鉛欠乏症の典型例です。
       
      Biomed Res Trace Elements 21(1): 1-12, 2010

       

       

       

       

      ◆奥平智之FBグループ

       日本栄養精神医学研究会

       食事栄養療法俱楽部

       【テケジョ=鉄欠乏女子】

       

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       単行本(ソフトカバー) – 2017/11/11
       奥平 智之  (著),‎ いしいまき (イラスト)  

       

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      【鉄も亜鉛も大切】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<鉄><亜鉛・マグネシウム>

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        JUGEMテーマ:食事・栄養療法

        JUGEMテーマ:食事・栄養療法

         

         

        【鉄も亜鉛も大切!!】


        鉄と亜鉛は生体にとって必要不可欠なミネラルです1)。
        しかし,供給源が同じであるだけでなく,
        フィチン酸 や カルシウム 2−4)など,吸収阻害因子も同じであるためにヒトでは同時に欠乏しやすいことが指摘されています5)。

         

        鉄欠乏性貧血 もしくはその前段階である #潜在性鉄欠乏 の有病率は,
        世界人口の「約65%(約40億人)」であるとWHO,UNICEF,UNUは共同で報告しています6)。

         

         

        鉄・亜鉛の欠乏症の克服は国際的な課題であり,UNICEFは鉄欠乏の克服を政策目標として掲げています7)。
        Prasadらは鉄欠乏者が 亜鉛欠乏 を併発していることが多かったと報告し5),亜鉛欠乏者は現在,世界人口の「約25%」だと考えられています8)。

        ‥慣臻垣貧血患者の血漿亜鉛濃度が低い9)

        月経のあるアメリカ人女性で軽度亜鉛欠乏症と貯蔵鉄不足が併発していた10, 11)
        が報告されています。

         

        鉄欠乏性貧血の診断基準は貯蔵鉄枯渇を伴う 小球性低色素性貧血 ですが,実際に鉄欠乏性貧血と診断された患者は亜鉛欠乏を併発していることが多いと考えられており,貧血の予防・治療法として,鉄と亜鉛を同時に投与すべきではないかという議論があります。

         

        また,亜鉛栄養評価指標である血清の亜鉛濃度については,集団に対しては有効であるが,日内変動・個人間変動が大きく,採血前の摂食状況の影響を受けやすいために個人に関しては信頼性が低いことが問題となっています10, 11)。

         

        個人の亜鉛栄養状態の評価が難しいことから,鉄および亜鉛の栄養状態が正しく診断できません。

        ‥潅影氾衢燭砲茲辰銅Lせず,鉄および亜鉛の投与によって治癒したという日本人の貧血患者の症例報告12, 13)
        ▲ぅ鵐疋優轡△瞭児に鉄と亜鉛を同時に投与して症状が改善されたという報告14, 15)

        がある一方で,

        鉄と亜鉛を同時に投与すると両者が吸収を阻害しあい,単独投与よりも効果が悪かった16)

        という2つの異なる研究結果が出ています。

         

        この問題を解決するためには,欠乏レベルにおける鉄と亜鉛の生体内での相互作用を理解し,単独欠乏と同時欠乏の症状および徴候を明らかにする必要があります。

         

        ★鉄欠乏(テケジョ)チェックだけでなく、「亜鉛」もチェック。

         

        1)Prasad AS, Miale A, Jr., Farid Z, Sandstead HH, Schulert AR(1963)Zinc metabolism in patients with the syndrome of iron deficiency anemia, hepatosplenomegaly, dwarfism, and hypognadism. J Lab Clin Med 61: 537−549.
        2)O’Dell BL, Savage JE(1960)Effect of phytic acid on zinc availability. Proc Soc Exp Biol Med 103: 304−306.
        3)Pecoud A, Donzel P, Schelling JL(1975)Effect of foodstuffs on the absorption of zinc sulfate. Clin Pharmacol Ther 17: 469−474.
        4)Cook JD, Dassenko SA, Whittaker P(1991)Calcium supplementation: effect on iron absorption. Am J Clin Nutr 53: 106−111.
        5)Prasad AS, Halsted JA, Nadimi M(1961)Syndrome of iron deficiency anemia, hepatosplenomegaly, hypogonadism, dwarfism, geophagia. Am J Med 31: 532−546.
        6)WHO/UNICEF/UNU: Iron deficiency anaemia: assessment, prevention, and control. A guide for programme managers, Geneva, World Health Organization, 2001(WHO/NHD/01.3).(http://www.who.int/nutrition/publications/
        en/ida_assessment_prevention_control.pdf, accessed on November 24, 2004
        7)Yip R(2002)Iron supplementation: country level experiences and lessons learned. J Nutr 132: 859S−861S.
        8)Maret W, Sandstead HH(2006)Zinc requirements and the risks and benefits of zinc supplementation. J Trace Elem Med Biol 20: 3−18.
        9)Sipahi T, Akar N, Dincer N, Cin S(2001)Plasma zinc levels in patients with iron-deficiency anemia. J Trop Pediatr 47: 122−123.
        10)Yokoi K, Alcock NW, Sandstead HH(1994)Iron and zinc nutriture of premenopausal women: associations of diet with serum ferritin and plasma zinc disappearance and of serum ferritin with plasma zinc and plasma zinc disappearance. J Lab Clin Med 124: 852−861.
        11)Yokoi K, Egger NG, Ramanujam VM, Alcock NW, Dayal HH, Penland JG, Sandstead HH(2003)Association between plasma zinc concentration and zinc kinetic parameters in premenopausal women. Am J Physiol Endocrinol Metab 285: E1010−1020.
        12)Nishiyama S, Irisa K, Matsubasa T, Higashi A, Matsuda I(1998)Zinc status relates to hematological deficits in middle-aged women. J Am Coll Nutr 17: 291−295.
        13)Nishiyama S, Kiwaki K, Miyazaki Y, Hasuda T(1999)Zinc and IGF-I concentrations in pregnant women with
        anemia before and after supplementation with iron and/or zinc. J Am Coll Nutr 18: 261−267.
        14)Lind T, Lonnerdal B, Stenlund H, Gamayanti IL, Ismail D, Seswandhana R, Persson LA(2004)A community-based randomized controlled trial of iron and zinc supplementation in Indonesian infants: effects on growth and development. Am J Clin Nutr 80: 729−736.
        15)Lind T, Lonnerdal B, Stenlund H, Ismail D, Seswandhana R, Ekstrom EC, Persson LA(2003)A community-based randomized controlled trial of iron and zinc supplementation in Indonesian infants: interactions between iron and zinc. Am J Clin Nutr 77: 883−890.
        16)Dijkhuizen MA, Wieringa FT, West CE, Martuti S, Muhilal(2001)Effects of iron and zinc supplementation in Indonesian infants on micronutrient status and growth. J Nutr 131: 2860−2865.

         

        Trace Nutrients Research 24 : 82−89(2007)

         

         

         

         

        元記事|奥平智之FB

        ◆奥平智之FBグループ

         日本栄養精神医学研究会

         食事栄養療法俱楽部

         【テケジョ=鉄欠乏女子】

         

        ◆奥平智之著書

         マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ

         単行本(ソフトカバー) – 2017/11/11
         奥平 智之  (著),‎ いしいまき (イラスト)  


        【マグネシウムの理解】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<亜鉛・マグネシウム>

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          JUGEMテーマ:食事・栄養療法

           

          【マグネシウムの理解】
          マグネシウムが不足してしまうと、さまざまな不調が体にあらわれます。
          初期段階における症状としては、学習能力や記憶力の低下などです。
          さらに、不整脈や不眠、筋肉のけいれん、疲れを感じやすくなるなどの症状がみられることもあります。
          慢性的なマグネシウムの不足によって起こる症状は、だるい、手足がしびれる、ムズムズする、食欲低下、腹痛、下痢便秘など、特徴的でない症状なため、見逃されていることが多いです。
          《マグネシウムを多く含んだ食材とは??》
          マグネシウムを効率よく摂取するためには、できるだけ多くの食材からマグネシウムを取り入れることが大切です。
          ナッツ類
          ナッツ類であれば、100gあたりそれぞれ、ヒマワリの種に390mg、アーモンドに270mg、カシューナッツに240mg、ゴマには360mgのマグネシウムが含まれています。
          藻類
          藻類の場合100gあたりのマグネシウム量は、あおさ3200mg、青のり1400mg、こんぶ510mg、いわのり340mgです。水に戻すことでかさは増しますが、汁物などに入れて使えるため、マグネシウムを大量に摂取しやすい食材だと言えます。
          大豆・大豆製品
          豆類のマグネシウム量は100gあたりそれぞれ、きなこ240mg、木綿豆腐130mg、ゆで大豆110mgです。
          藻類と合わせて汁物にしたり、サラダにしたりするなど上手に調理して使いましょう。
          魚介類
          魚介類のマグネシウム量は100gあたり、干しエビ520 mg、するめ310mg、なまこ160mgです。ただし、干しエビなどの干し物は塩分が多いので、摂りすぎると塩分過多になってしまう可能性があります。
          その他
          脱脂粉乳や抹茶、切干大根などもマグネシウムが多く含まれています。
          そばや玄米といった精製されていない食品にもマグネシウムは多いです。
          《マグネシウムを効率的に摂取するには?》
          マグネシウムを効果的に作用させるには、カルシウムとのバランスが大切です。
          マグネシウムを多く含んだ食材だけを意識せずに、小魚などのカルシウムを多く含んだ食品も同時に摂取するように心がけましょう。
          《アルコールが好きな方はマグネシウム摂取を意識》
          アルコール摂取はマグネシウムの尿中排泄を増やします
          アルコール依存状態の方は低栄養になりやすく、マグネシウムの摂取そのものも不足しています。
          アルコールが好きな方は、マグネシウムが含まれた食材を意識して摂取しましょう。
          http://www.skincare-univ.com/article/017313 より引用

          【ナトリウムの過剰摂取とマグネシウム不足】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<亜鉛、マグネシウム>

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            JUGEMテーマ:食事・栄養療法

             

            【ナトリウムの過剰摂取とマグネシウム不足】
            「日本の戦後の製塩史は、ニガリの主成分である塩化マグネシウムを除く歴史」とも言えます。
            しかし、昭和46年までの塩は、塩化ナトリウムのほかに、マグネシウム、カルシウムをはじめ多くの徴量ミネラル類を含むいわゆる”自然塩”といわれるものが多かったようです。
            それまで、塩化ナトリウムの多い塩ほど”真塩”と呼ばれ、ニガリ成分の多い塩は”差塩”とか”黒塩”といわれ、値段もはるかに安かったといいます。当時の真塩の塩化ナトリウムの含有率は80~90%で、差塩や黒塩では60~70%といわれています。
            当時から、「塩化ナトリウムが多いほどよい塩」 という風潮があったわけです。
            塩の専売制度が廃止されて以後、いろいろな自然塩が出回るようになりました。健康志向もあいまって、そうした自然塩を使っている方もおられるでしょうが、自然塩が再登場したといっても、たかだかここ8年のことです。
            ちなみに自然塩は製法や原料によって、自然海塩、天日塩、再生自然塩および岩塩の4種類に大別されます。
            運動などで特別に汗をかくような場合を除くと、1日の塩分の必要一根取量はほんの数グラムで十分です。しかし、私たち日本人は、長い間にわたって、マグネシウムなどのない塩(塩化ナトリウム99%以上)を食塩として使ってきました。塩の摂取量も半端ではなく、目本人の食塩の摂取量は1日11〜12g程度にもなります。
            ナトリウムの過剩摂取は、高血圧でよく問題にされます。ナトリウムの過剩は高血圧の因子になるだけではなく、体内からのマグネシウムの尿中への排泄を瓩笋掘▲泪哀優轡Ε爐良埖をも招くのです。
            私たち日本人は、長い聞にわたり、マグネシウムがなく、塩化ナトリウムの純度の高い塩を”品質のよい塩”と思い、食用に使ってきました。先に挙げたように、その摂取量は必要と考えられている量の5~6倍にのぼります。それがナトリウムの過剩摂取とマグネシウムの摂取不足につながったことは容易に想像できます。
            粗塩が食卓から消え、ほとんどの塩が精製塩に代わって約30年が経過しました。くしくも糖尿病、高血圧などの生活習慣病は社会現象になり大きな問題になったのも、ここ30年くらいです。
            参考
            “メタボリックシンドローム対策の必須ミネラル マグネシウム健康読本”
            食事栄養療法倶楽部

            【マグネシウムが多い食品は虚血性心疾患のリスクを低下】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<亜鉛、マグネシウム>

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              JUGEMテーマ:食事・栄養療法

               

              【マグネシウムが多い食品は虚血性心疾患のリスクを低下】
              ○国立がん研究センターと国立循環器病研究センターは、
              マグネシウムを多く含む食品をよく食べる人は、心筋梗塞などの虚血性心疾患を発症しにくいことが分かったと発表。
              約8万5千人を15年間ほど追跡したところ、摂取量が多いと発症リスクが3〜4割低くなりました。
              マグネシウムが多い魚や果物、野菜、豆類、海藻などを良くとることが望ましいです。
              [日本経済新聞 朝刊 社会1(p38)2017/9/8]
               
              【―多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告―】
              ○研究の概要

              平成7年(1995年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部で(コホートI)、平成10年(1998年)に、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古で(コホートII)、合わせて9保健所(呼称は2017年現在)管内にお住まいだった45〜74歳のうち、循環器疾患、がんの既往のない追跡可能な約8万5千人を対象として、食事からのマグネシウム摂取量と虚血性心疾患との関連を調べた結果が専門誌で論文発表されました(Clinical Nutrition誌)。
              ミネラルは食事から摂取する必要がある栄養素の一種で、その内、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどを多く摂取することは、循環器疾患(脳卒中及び虚血性心疾患)の予防に有効であることが、主に欧米の研究から報告されています。
              しかし、アジア人における報告はなく、日本人において、食事からのマグネシウム摂取量と循環器疾患発症との関係を明らかにすることを目的に研究が行われました。
              ○虚血性心疾患の発症リスクは、男女とも、食事からのマグネシウム摂取量が増えるほどリスクが低下する傾向がみられました。
              <方法> 
              食事からのマグネシウム摂取量は、追跡開始時のアンケートによる食物摂取頻度調査から推計し、マグネシウム摂取量を、少ない群から5等分に分け(Q1低、Q2、Q3、Q4、Q5高)、摂取量が一番少ない群(Q1)の発症率を基準とし、Q2からQ5群における循環器疾患(脳卒中及び虚血性心疾患)発症率を比較検討しました。
              <結果>
              約15年の追跡期間中に、4,110人の脳卒中(脳梗塞及び出血性脳卒中)と、1,283人の虚血性心疾患の発症を確認しました。虚血性心疾患の発症リスクは、男女とも、食事からのマグネシウム摂取量が増えるほどリスクが低下する傾向がみられました。男性において、虚血性心疾患の発症リスクは、食事からのマグネシウム摂取量が一番少ない群(Q1)と比較して、比較的多い群(Q4)からリスクが低くなり(図1)、女性では、中間〜多い群(Q3、Q4、Q5)で、リスクが低くなりました(図2)。
              さらに、女性では虚血性心疾患と脳卒中を合わせた、全循環器疾患の発症リスクでも、Q3、Q4、Q5群で、それぞれ20%、16%、19%低い結果となりました(図2)。
              食事からのマグネシウム摂取量と脳卒中との関係は、脳卒中の病型(脳梗塞、出血性脳卒中)別の解析を含め、認められませんでした。

               
              調整変数は、年齢、地域、喫煙、飲酒歴、body mass index、糖尿病の既往、高血圧治療および脂質異常症治療の有無、習慣的な運動、魚・野菜・果物の摂取、食事エネルギーで行った。*:P<0.05:食事からのマグネシウム摂取量が一番少ない群(Q1:下位20%の群)と比較
               
              ○ミネラルを調整してもマグネシウム摂取の多いグループで虚血性心疾患のリスクが低下しました。
              <方法>
              マグネシウムを食事から多く摂取する人では、他のミネラル(ナトリウム、カルシウム、カリウム)の摂取量も多くなっており、今回認められた食事からのマグネシウム摂取量と虚血性心疾患や全循環器疾患発症との関係は、これら他のミネラルの摂取による好ましい影響を受けているかもしれません。そこで、ナトリウム、カルシウム、カリウムの摂取量を統計学的に調整した分析を実施しました。
              <結果>
              男性では結果は大きく変わりませんでした。
              女性では、摂取量が一番少ない群(Q1)に比べ、摂取量が中間の群(Q3:40〜59%)でのみ統計学的有意な差が認められ、虚血性心疾患の発症リスクが39%低いという結果になり、関連が弱まりました(図3)。
              調整変数は、年齢、地域、喫煙、飲酒歴、body mass index、糖尿病の既往、高血圧治療および脂質異常症治療の有無、習慣的な運動、魚・野菜・果物の摂取、食事エネルギー、ミネラル(ナトリウム、カルシウム、カリウム)で行った。*:P<0.05:食事からのマグネシウム摂取量が一番少ない群(Q1:下位20%の群)と比較
               
              ○魚、野菜・果物、大豆製品摂取による、循環器疾患の発症リスクの低下が報告されています。
              魚:http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/279.html
              野菜・果物:http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/307.html
              大豆製品:http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/308.html
              ○マグネシウム欠乏症が重篤で致死性の虚血性心疾患を引き起こすことが報告されています。
              ○マグネシウムの欠乏は、血圧上昇、血糖代謝低下、動脈硬化促進、脂質代謝異常など、虚血性心疾患の原因となる複数の要素と関連します。
              ○動物実験では、高マグネシウム食を与えると血中の血糖値と脂質値が下がることも報告されています。
              【出典】
              http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/7963.html
              http://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/pdf/press_release_20170908.pdf
              【発表論文】
              雑誌名: Clinical Nutrition 
              タイトル: Dietary magnesium intake and risk of incident coronary heart disease in men:  A prospective cohort study
              著者: Yoshihiro Kokubo, Isao Saito, Hiroyasu Iso, Kazumasa Yamagishi, Hiroshi   Yatsuya,Junko Ishihara, Koutatsu Maruyama, Manami Inoue, Norie Sawada,   Shoichiro Tsugane for the JPHC Study Group
              DOI:  https://doi.org/10.1016/j.clnu.2017.08.006
              元記事:奥平智之FB

              【マグネシウムを上手にとる方法】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<亜鉛・マグネシウム>

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                JUGEMテーマ:食事・栄養療法

                 

                【マグネシウムを上手に摂る方法】

                ★豆腐を食べるなら本物の豆腐を食べたい
                “マグネシウムを豊富に含むおつまみ”の話のなかに豆腐が挙げられます。
                「とうふ=豆腐(ニガリ使用のもの)」が入っていました。
                豆腐を固める凝固剤がニガリであることはよく知られています。
                しかし、ちょっと驚かれるかもしれませんが、戦後しばらくの間食卓に供していた豆腐は、実は多くがニセの豆腐だったのです。
                ニセの豆腐とは、塩化カルシウムや硫酸カルシウム(すまし粉) などの凝固剤を使ってつくられた豆腐です。
                今の”本物の豆腐”の話とも関連しますが、ニガリもマグネシウム補充の一つの方法になります。
                ニガリは粗塩をつくる際の最終的副産物ですが、ニガリのマグネシウムは水和イオンの形で存在するので、吸収はきわめてよいといわれています。
                ただ、注意が必要な点もあります。
                一口にニガリといっても、その中身は千差万別だからです。
                ニガリは製造法によって天然ニガリと人工(調整)ニガリに大別されます。
                天然ニガリには、海水を直煮した天日干しと蒸発濃縮法の2つがあり、天日干しのニガリが狭義の天然ニガリです。
                天日干しの天然ニガリには太陽熱でさらに濃縮を重ねた天然濃縮ニガリがあります。
                本来の天然ニガリにはカルシウムはごく少量しか含まれませんが、多数の微量ミネラルが含まれているのが特徴です。
                一方、人工(調整)ニガリにはイオン交換膜法、逆浸透膜法、塩化マグネシウム溶解ニガリがあります。
                ニガリはその製造法・濃縮方法や濃縮の程度によってマグネシウム量と塩分 (ナトリウム)量にかなりのばらつきがみられます。
                すなわち、ナトリウムがきわめて少なくマグネシウムが高濃度のものから、 マグネシウムは適度にあるもののナトリウムが多く残っているものや、ナトリウムもマグネシウムも少ないものなどさまざまです。
                ニガリのなかには、まだニガリになりきらずに塩分が多く残った塩水”母液”がニガリと称して売られているのもあり、注意を要します。
                摂取の方法は原液のままでなく、必ず薄めて使用することが大切です。
                また、1回で1日分の量を摂るのではなく、何回にも分けて摂ることも大切です。
                1回にまとめて摂るより、何回にも分けたほうが摂取による好影響が得やすいからです。
                摂取する夕イミングは、空腹時でも食事と一緒でも、食後でもいいと思われますが、ダイエット目的の場合は食事(特に油もの)と一緒に摂るとより効果的です。
                ニガリにはいろいろな濃度の違いと種類があることは話したとおりですが、 天然濃縮ニガリは、使い勝手がよいので、調味料的感覚で使うと、お料理のうまみを引き出し、また味をも引き立てると同時にマグネシウム補給にもなり、 一挙両得といえます。
                例えば、ご飯を炊くときにお米一合あたりにマグネシウム量で30mgほど入れると、マグネシウムの水を引き込む作用でお米がふっくらとして美味しいご飯が炊けます。
                煮物に入れると、煮崩れの防止になりますし、味も美味しくなります。小皿のしょうゆに一滴垂らすと味がまろやかに変身します。これはマグネシウムの対比効果と水分子のクラスターを小さくする作用によるものと考えられます。
                このようにニガリは21世紀の調味料としても期待されるといえるでしょう。
                最近、 黒酢健康法がはやっています。
                しかしどうもお酢は酸っぱくて飲みにくいといわれる方には、ニガリを少々加えると、その酸っぱさが減って、とても飲みやすくなります。
                そのうえマグネシウムがお酢の成分のクエン酸とキレートしてマグネシウムの吸収率がアップするので効果がより期待できます。
                この効果はレモン汁などでも同様にえられます。
                また、水道水やミネラル・ウォーターにニガリを少々加えると水の味がまろやかになり、健康によい、より硬い水になります。ぜひ一度お試しください。
                参考“メタボリックシンドローム対策の必須ミネラル マグネシウム健康読本”

                【亜鉛と痛覚】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<亜鉛・マグネシウム>

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                  【亜鉛と痛覚】


                  亜鉛【Zn】は体内において鉄についで2番目に多く存在する金属元素であり,免疫機能や生殖機能,あるいは,酵素活性やタンパク質合成といった生命活動において重要な役割をはたしています。
                  なかでも,中枢神経系にはZn2+のかたちでとくに多く局在しており,長期増強の形成や疼痛の伝達を含むさまざまな神経活動に関与することが知られています。
                  中枢神経におけるZn2+のおもなターゲットのひとつはNMDA型グルタミン酸受容体(NMDA受容体)です。
                  NMDA受容体は2つのNR1サブユニットと2つのNR2サブユニットが対角線上に配置されたヘテロ四量体であり,グルタミン酸により活性化され非選択的なイオンチャネルとしてはたらきます。


                  Traynelis, S. F., Wollmuth, L. P., McBain, C. J. et al.: Glutamate receptor ion channels: structure, regulation, and function. Pharmacol. Rev., 62, 405-496 (2010)

                   

                  体内の遊離Zn2+はこのZn2+結合部位と結合することでNR2Aサブユニットを含むNMDA受容体の活性を抑えることが報告されています。
                  Paoletti, P., Perin-Dureau, F., Fayyazuddin, A. et al.: Molecular organization of a zinc binding n-terminal modulatory domain in a NMDA receptor subunit. Neuron, 28, 911-925 (2000)

                   

                  NR2AサブユニットのZn2+結合部位において要となるアミノ酸残基はいくつかあるが,なかでも128番目のヒスチジン残基をセリン残基と置き換えた変異型NR2Aサブユニットを含むNMDA受容体は外部からくわえられたZn2+の影響をうけないことが報告されています。
                  Fayyazuddin, A., Villarroel, A., Le Goff, A. et al.: Four residues of the extracellular N-terminal domain of the NR2A subunit control high-affinity Zn2+ binding to NMDA receptors. Neuron, 25, 683-694 (2000)

                   

                  局所あるいは全身に投与されたZn2+が既存の鎮痛薬ほどではないにしても有意な鎮痛効果をもつことは知られていますが,どのような機序で疼痛を抑制するのかは明らかではありません。
                  そこで,Zn2+を野生型マウスの髄腔内あるいは皮下に投与し抗侵害効果を検討しました。
                  髄腔内あるいは皮下投与のいずれの場合も野生型マウスにおいて弱いが有意な抗侵害効果が認められました。
                  しかし,NR2Aサブユニット変異マウスではこのZn2+の抗侵害効果が認められませんでした。
                  さらに慢性疼痛に対する効果を検討するため,Zn2+を炎症性疼痛あるいは神経障害性疼痛を誘導した野生型マウスの髄腔内あるいは皮下に投与したところ,熱刺激および物理刺激のいずれに対する知覚過敏もほぼ完全に抑制され正常値に回復することが確認されました。
                  一方,これらの鎮痛効果はNR2Aサブユニット変異マウスにおいてはほぼ完全に消失することがわかりました。
                  以上より,Zn2+は慢性疼痛における痛覚過敏を非常によく抑制することが確認され,さらに,この鎮痛効果はZn2+がNR2Aサブユニットを含むNMDA受容体の活性を阻害することによりもたらされることが示唆されました。

                  Chihiro Nozaki, Angela Maria Vergnano, Dominique Filliol, Abdel-Mouttalib Ouagazzal, Anne Le Goff, Stéphanie Carvalho, David Reiss, Claire Gaveriaux-Ruff, Jacques Neyton, Pierre Paoletti, Brigitte L. Kieffer Nature Neuroscience, 14, 1017-1022 (2011)

                   


                  【マグネシウム不足の人は、にがり生活】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<亜鉛・マグネシウム>

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                    【マグネシウム不足の人は、にがり生活】


                    マグネシウムは、カルシウムと比べ不足しやすいという特徴があるうえに、近年、日本人の食生活の傾向としてより不足しやすい傾向にあります。
                    血中に含まれるマグネシウムの量は全体の1%ほどですが、不足すると体は、骨に蓄えられたマグネシウムから補充しようとします。しかし、マグネシウムは、カルシウムと比べて骨から取り出す働きがあまり強くありません。その結果として、血中にうまくマグネシウムが行き届かず不足に陥りやすいのです。そのため、マグネシウムは普段の食事でしっかりと補うことが重要になります。

                     

                    〇マグネシウム不足に陥りやすい現代の食生活
                    ミネラルのひとつであるマグネシウムは、主に野菜類や豆類、海藻類などミネラルを豊富に含んだ食品に含まれています。一汁三菜を基本とした和食は、マグネシウムを含むミネラルをうまく摂取するには最適な食事であり、和食が主な食事であった時期にはマグネシウムが不足して病気にかかる人は少なかったようです。
                    豆腐を作る時の「にがり」、これがマグネシウム補給のために日常生活に取り入れたいところです。
                    名前の通り、苦みがありますので、精製加工食品では取り除かれることが多いかもしれません。
                    現代はファストフードやレトルト食品などの加工食品が増えてきました。また、ストレス社会になってきました。アルコールの飲みすぎもマグネシウム不足の原因になります。
                    日本人の食生活が変化している傾向にあるなかで、このような食生活の変化やストレスが、マグネシウム不足を加速させる原因になっているといっても過言ではありません。
                    日本のミネラルウォーターの多くは軟水でミネラルが乏しい水です。硬水を一部取り入れてもよいかもしれません。

                     

                    〇マグネシウムが欠乏することで起こる体の諸症状
                    マグネシウムの働きは、主に「骨の強化」「血流の促進」「血圧の安定化」です。マグネシウムが不足するということは、これらの働きが低下することで、体に現れる症状になります。
                    初期段階で起こる症状
                    初期段階における症状としては、学習能力や記憶力など脳の活動低下があげられます。これは血流量や血圧が低下することで、脳への酸素不足が起こるためです。人によっては貧血を感じる場合があります。さらに、不整脈や不眠、筋肉のけいれん、疲れを感じやすくなるなどの症状にもつながります。

                     

                    〇慢性的にマグネシウムが不足すると
                    慢性的なマグネシウムの不足は、だるさ、食欲低下、腹痛、下痢便秘などにつながります。これらの症状は、直接的な原因がわかりにくい場合があるため、マグネシウムが不足していることに気づかない場合もあります。
                    こういった諸症状だけでなく、マグネシウムが不足することで、日常生活に大きなリスクを生む場合があります。

                     

                    〇マグネシウムと睡眠
                    不眠はマグネシウム不足だけが原因であるわけではなく、さまざまな原因によって引き起こります。しかし、原因のひとつとしてマグネシウムの不足があげられます。
                    体内のマグネシウムが不足すると自律神経を不安定にさせてしまうことにつながるため、体がリラックスしにくい状態を招く結果として、不眠を引き起こすことが考えられます。
                    また、マグネシウムは筋肉の緊張をほぐすために使われる筋弛緩剤(きんしかんざい)としても活用されます。そのため一部の人には睡眠不足を引き起こす、筋肉の痛みを緩和する薬として処方されます。

                     

                    〇マグネシウム不足によって引き起こされる病気
                    1. マグネシウムと頭痛
                    規則性の頭痛をもつ人は、血中や脳内のマグネシウム値が低いといわれています。多くの研究では、マグネシウムを摂取することが頭痛の頻度を減少させるサポートとなるとされています。また、ある研究では、1日200mgのマグネシウムサプリメント投与によって、約80%の人に、頭痛の頻度が減少したという報告もあります。
                    この研究結果をもとに行われている頭痛の治療で、マグネシウムを補うことで症状の緩和がみられることから、たとえ血中の含有量が1%であったとしても、マグネシウムの摂取の重要性は見逃せません。

                     

                    2.マグネシウムと病気の関係
                    その他にも、マグネシウムが不足することで、大きな病気へとつながるリスクも考えられます。マグネシウム不足が直接的な原因とは言い切れませんが、病気を患う方にミネラル不足の傾向がみられることがあります。代表的な例として、中年層の人に多い糖尿病があげられます。糖尿病の人は、体内のマグネシウム値が低いことが報告されています。特に糖尿病を発症しやすい中年層は、血中のマグネシウム値が他の年代に比べて低い傾向にあることから、マグネシウムをはじめとしたミネラル摂取は重要です。

                     

                    〇女性の場合
                    女性の場合は、無月経のほか、強い月経痛や月経前症候群を感じやすくなるなどの症状にもつながることがあります。長期的には、心臓病、脳卒中、高血圧、神経炎、2型糖尿病、がんなどの病気のリスクを高くしてしまう恐れがあります。
                    心の病になることも
                    また、精神神経症状の一因になる可能性があります。不足すると、記憶障害と抑うつ気分がはじめに現れてきます。マグネシウムが不足すると、ビタミンB1に似た症状を呈しますが、これはビタミンB1の代謝にマグネシウムが必要になるためです。

                     

                    〇マグネシウム不足を防ぐには?
                    毎日の食事での摂取が難しい場合は、サプリメントを活用するという方法もあります。
                    また、マグネシウムを効果的に作用させるには、カルシウムとのバランスが大切です。
                    マグネシウムを多く含んだ食材だけを意識せずに、牛乳や小魚などのカルシウムを多く含んだ食品も同時に摂取するように心がけましょう。さらに、アルコール摂取はマグネシウムの尿中排泄を増やします。
                    アルコール依存状態の方は低栄養になりやすく、マグネシウムの摂取そのものも不足しています。アルコールが好きな方は、マグネシウムが含まれた食材を意識して摂取しましょう。
                    マグネシウム不足を防いで健康を維持するには、ミネラルを多く含んだ食材の摂取を心がけることが大切です。

                     

                    〇にがり、硬水などでマグネシウムを意識した生活をしてみましょう。


                    【アンモニアの解毒と亜鉛】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<亜鉛・マグネシウム>

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                      【アンモニアの解毒と亜鉛

                      亜鉛酵素であるオルニチントランスカルバミラーゼ(Ornithine transcarbamylase、OTC)は、カルバモイルリン酸とオルニチンからシトルリンとリン酸を作る時に働く酵素です。
                      哺乳類ではOTCは、ミトコンドリアに局在し、尿素回路の一部を担っています。
                      ヒトの体内のOTCのレベルが低下すると、アンモニアの濃度が上昇して神経に変調をきたします。
                      グルタミン酸とアラニンの濃度も増えます。
                      尿素回路(にょうそかいろ、Urea cycle)・・・・オルニチン回路(Ornithine cycle)とも言います。
                      肝臓細胞のミトコンドリアと細胞質において発現し、アンモニアから尿素を生成します。
                      アンモニアの解毒をしています。
                      https://www.facebook.com/groups/mentalhealth.net

                       


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