【メトホルミン長期投与でビタミンB12欠乏に注意】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<ビタミン>

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    JUGEMテーマ:食事・栄養療法

     

    メトホルミン⻑期投与でビタミンB12⽋乏に注意
    米エモリー大学のVijaya Kancherla氏らは、50歳以上の退役軍人で、
    メトホルミン 治療を6カ月以上受けている2型糖尿病患者3,687人と、糖尿病をもたず、同薬も使用していない1万3,258人を対象として後ろ向きのコホート研究を行った。同氏らは、血中ビタミンB12を測定した人の割合を調べた。 

     その結果、メトホルミンを長期使用している2型糖尿病患者のうち、血中ビタミンB12を測定した患者の割合は37%にすぎなかった。
    ビタミンB12 の平均濃度は、糖尿病をもたない群に比べてメトホルミンを長期使用している患者群で有意に低かった(439.2pg/dL対522.4pg/dL、P=0.0015)。

    また、ビタミンB12欠乏はメトホルミンを長期使用している2型糖尿病患者群では7%、糖尿病をもたない群では3%に認められ、両群間には有意差がみられた(P=0.0001)。 
     性や人種、BMIなどの交絡変数を調整した解析によると、メトホルミンを使用していない群に比べてメトホルミンを長期使用している患者群では、ビタミンB12測定を受けていない確率が2〜3倍であることがわかった。 

     以上の結果から、
    「米国ではメトホルミンは2型糖尿病治療の第一選択に位置づけられている。同薬を長期にわたって使用する場合にはビタミンB12欠乏がないかを定期的にモニタリングする必要がある」
    と述べている。 

    http://dm-rg.net/news/2017/03/018037.html?pr=dmrg001

     

     

     

    参考)

    Standards of Medical Care in Diabetes—2018

    http://care.diabetesjournals.org/content/41/Supplement_1

     

    ◆奥平智之FBグループ

     日本栄養精神医学研究会

     食事栄養療法俱楽部

     【テケジョ=鉄欠乏女子】

     

    ◆奥平智之著書

     マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ

     単行本(ソフトカバー) – 2017/11/11
     奥平 智之  (著),‎ いしいまき (イラスト)  

     


    【ジュース多飲で、現代型脚気がおきる?】Dr.奥平の栄養漢方解析講座<ビタミン>

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      JUGEMテーマ:食事・栄養療法

       

      【ジュース多飲で、現代型脚気がおきる?】

       

      疲れやすい、からだが重い、集中力がない、食欲がない…
      ビタミンB1 欠乏症は脚気と呼ばれ,日本においては江戸時代後期から明治時代にかけて死因の上位に位置していました.
      特に軍人に多く,日露戦争においては戦死者が約 4 万人であったのに対して,『脚気による死亡者数が 2 万 8 千人前後』あったといわれています.

      その後食生活の改善に伴い脚気患者数は激減し,現在先進国ではほとんど認められなくなりました.
      しかし成人では現在においても
      アルコール依存症 や 統合失調症 患者の偏食 に起因する例や,
      消化管切除術後による吸収障害に起因して発症する例がしばしば報告されています.
      (Kawano H, Hayashi T, Koide Y, et al:Histopathological changes of biopsied myocardium in Shosin beriberi. Int Heart J 2005;46:751-759)
      一方小児においては,発展途上国での栄養不足による脚気は依然として認められていますが,先進国での脚気は稀となっています.(Park JH, Lee JH, Jeong JO, et al:Thiamine deficiency as a rare cause of reversible severe pulmonary hypertension. Int J Cardiol 2007;121:e1-e3)

      ★先進国の #現代型脚気 報告例では,
      『清涼飲料水やイオン飲料の過剰摂取により相対的にビタミンB1 が不足』し,神経症状が前面に出た症例が散見されます.
      ビタミン B1 欠乏は神経症状・循環器症状・脳症状など多彩な症状を来たします.
      日本小児循環器学会雑誌 第29巻 第6号

       

       

      元記事|奥平智之FB

      ◆奥平智之FBグループ

       日本栄養精神医学研究会

       食事栄養療法俱楽部

       【テケジョ=鉄欠乏女子】

       

      ◆奥平智之著書

       マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ

       単行本(ソフトカバー) – 2017/11/11
       奥平 智之  (著),‎ いしいまき (イラスト)  


      【ビタミンEの抗酸化力は?】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<ビタミン>

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        JUGEMテーマ:食事・栄養療法

         

        【ビタミンEの抗酸化力は?】
        ビタミンEは、
        「トコフェロール」と
        「トコトリエノール」
        の2種類に分けられます。
        さらに、トコフェロールとトコトリエノールには、それぞれアルファ、ベータ、ガンマ、デルタの4種類があり、この8種類の総称がビタミンEです。
        化学名は、トコフェロールまたはトコトリエノールと言います。
        あぶらに溶けやすく、熱、酸には強く、光、紫外線などには弱い性質を持っています。
        〇ビタミンEにおいては、『天然のビタミンE』を摂取することが大切。
        サプリメントなどの成分表示で、
        ビタミンEが『天然型』か『合成型』を見分けるには、
        トコフェロールの「表記」に注目!!
        <天然型>
        ・d-α—トコフェロール
        ・d-α-トコフェロール酢酸塩
        ※製品によって表記が異なる場合があります。
        <合成型>
        合成型の場合は、表記名の内部にアルファベットの「L」が入っています。たとえば
        ・dl(える)-α—トコフェロール
        上記のトコフェロールは合成型となるため、「抗酸化作用」は期待できません。
        ★「酸化」と「炎症」は鶏と卵のような関係です。
        活性酸素は炎症の火種になります。炎症があると鉄は吸収や利用がしにくくなります。
        活性酸素対策を考慮した方がいい【テケジョ=鉄欠乏女子】もいます。
        元記事|奥平智之FB

        【ビタミンBの働き〜10〜】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<ビタミン>

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          【ビタミンB6の働き〜10〜】
          .織鵐僖質の代謝
          ⊃牲佚礎J質の合成
          PMS(月経前症候群)の軽減
          ぅ曠襯皀鵐丱薀鵐垢猟汗
          イ弔錣蠅両評軽減
          Χ敍や血液を作る
          皮膚や粘膜をすこやかに保つ
          ┘咼織潺B12、ビタミンB9(葉酸)と合わせて適切な量を摂取すると、動脈硬化のリスクとなる血中のホモシステイン値を下げる
          赤血球中のヘモグロビン形成
          感染症と戦う抗体産生に必要
          ★ビタミンB6は生命活動において欠かすことのできない存在です。
          元記事|奥平智之FB

          【低糖質食〜ビタミンCの必要量が減ります〜】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<ビタミン>

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            【低糖質食】
            低糖質食だと、ビタミンCの必要量が極端に減ります
            ビタミンCが尿細管で再吸収されるためです。
            食後血糖の上昇がなければ、
            「糖」が尿細管にあまり排出されず、「類似構造のビタミンC」 の再吸収が亢進するからです。
            また、インスリンが減れば、Na の再吸収が低下するため、血圧も低下します。
            脳は、糖がないときには、ケトン体をエネルギーとします。
            どうしても必要な場合はアミノ酸からブドウ糖を作っています。
            L-Ascorbic acid.svg
            *ビタミンCの構造式*
            {{{画像alt1}}}
            *グルコースの構造式*
            元記事|奥平智之FB

            【胃液におけるアルコルビン酸の役割は?】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<ビタミン>

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              【胃液におけるアスコルビン酸の役割は?】
              胃液中のアスコルビン酸(ビタミンC)の濃度は血漿のアスコルビン酸濃度より約3〜4倍高く(Rathbone et al 1989)、
              このことは胃粘膜を介するアスコルビン酸の能動輸送機構の存在を示唆しています。
              胃炎は、胃液の「アスコルビン酸」濃度が低く、アスコルビン酸が酸化された「デヒドロアスコルビン酸」の濃度が高いときに発生しやすいのです (Sobala et al 1989)。
              胃におけるアスコルビン酸の役割は明らかではありませんが、少なくとも2つの役割があるものと思われます。
              .▲好灰襯咼鷸世蓮Fe³⁺をFe²⁺に還元することにより、鉄の吸収を促進する(Sayers et al 1973)。
              ▲▲好灰襯咼鷸世魯縫肇躄修鯀乏欧垢(Mirvish 1986)
              『硝酸』は唾液の通常構成成分であり、その硝酸の多くは、飲み込まれる前に、舌の表面に存在する共生細菌によって亜硝酸塩に転換されると思われます(Duncan et a1 1995)。
              酸性条件下の亜硝酸塩は強力な殺菌作用があります(Duncan et al 1995)が、胃液内で、亜硝酸塩は、強力な発がん物質である「ニトロソアミン」を産生する可能性のあることが実験的に示されています(Forman 1991)。
              アスコルビン酸は、亜硝酸塩を非ニトロ化合物に変換します(Ohshima&Bartsch 1981)。
              したがって、胃内のアスコルビン酸の役割は、
              ‥瓦竜杣を促進すること
              ▲縫肇蹈愁▲潺鵑ら身体を保護すること

              であるかもしれません。
              ヒューマンニュートリション
              元記事|奥平智之FB

              【ビタミンEってなんですか?】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<ビタミン>

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                【ビタミンEって何ですか?】
                ビタミンEは、水に溶けにくい脂溶性ビタミンの一種です。
                ビタミンEは、大きくトコフェロールとトコトリエノールの2種類に分けられます。
                さらに、トコフェロールとトコトリエノールには、それぞれアルファ、ベータ、ガンマ、デルタの4種類があり、この8種類の総称がビタミンEです。
                化学名は、トコフェロールまたはトコトリエノールと言います。熱、酸には強く、光、紫外線、鉄などには弱い性質を持っています。
                ビタミンEにおいては、天然のビタミンEを摂取することが重要です。
                サプリメントなどの成分表示で、ビタミンEが天然型か合成型を見分けるには、トコフェロールの表記に注目します。
                <天然型>
                ・d-α—トコフェロール
                ・d-α-トコフェロール酢酸塩
                ※製品によって表記が異なる場合があります。
                <合成型>
                合成型の場合は、表記名の内部にアルファベットの「L」が入っています。たとえば
                ・dl(える)-α—トコフェロール
                上記のトコフェロールは合成型となるため、抗酸化作用は期待できません。
                〇ビタミンEの働きには、どのようなものがあるでしょうか??
                ビタミンEは、抗酸化作用による生活習慣病予防、ホルモン分泌の円滑化、血行改善、抗アレルギー作用などの効果を持つとされています。

                抗酸化作用
                ビタミンEは、老化や生活習慣病の原因である活性酸素の増加を抑制する効果があるため、「若返りのビタミン」とも呼ばれているほどです。
                体内ではビタミンEは細胞膜の中に多く存在しており、細胞を保護する役割を担っています。細胞は活性酸素によってウイルスから守られているのですが、そんな活性酸素も増えすぎるとかえって細胞を傷つけてしまうことになります。そこで、ビタミンEが過剰な活性酸素を除去しているというわけです。
                血液検査で間接ビリルビンは、酸化ストレスの参考となります。間接ビリルビンが高値の人はビタミンEを補うとよいでしょう。
                美白効果
                ビタミンEの抗酸化作用は、美白・シミ対策としても強い力を発揮してくれます。活性酸素はシミの原因でもあるためです。
                シミというのは、メラニンが色素沈着を起こした状態のことです。活性酸素が増加しすぎると、それを除去しようという働きが起こるのですが、その際にメラノサイトが刺激されてメラニンを作ってしまうのです。
                ビタミンEは活性酸素の発生を抑えてくれますから、シミ予防にも

                血流改善
                ビタミンEには、毛細血管を広げて血流を改善する効果もあります。全身に血液が巡ることで細胞の新陳代謝が活発化するので、肌のトラブルを防ぐばかりかハリやツヤを出すことにも繋がります。

                 

                生殖機能を高める
                ビタミンEは、男性の場合は精巣の機能を高め、精子の数を増加させたり、女性の場合は女性ホルモンバランスを整え、妊娠率を向上させます。
                抗アレルギー作用
                抗アレルギー作用を持つのは、ビタミンEの一種であるトコトリエノールです。ヒスタミンなどを抑制する作用があり、皮膚炎や花粉症などのアレルギー反応を和らげるとされています。
                http://www.skincare-univ.com/article/017197 より引用

                【現代型脚気(ビタミンB1欠乏)にご注意】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<ビタミン>

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                  JUGEMテーマ:食事・栄養療法

                   

                  【現代型脚気(ビタミンB1欠乏)にご注意】
                  🌕大量の糖質は、ビタミンB1の需要が増して、ビタミンB1不足に!
                  《イオン飲料多飲による脚気の1歳児》
                  現病歴:1歳6か月時に水痘に催患した。その後、食思不振(食欲がない)と嘔吐が長く続いたため、数日おきに3か所の医療機関を不定期に受診した。
                  医師から飲水可能であれば輸液(点滴)の必要はなく、食べられるものを食べさせてよいと言われ、イオン飲料を主に与えていた。
                  しかし、食思不振は持続し、多い時には1日1リットル以上のイオン飲料を飲み、ほとんど固形物を摂取できないまま経過した。
                  約1か月後には笑顔がなくなり、歩行、立位、坐位も順に不能となった(歩く、立つ、坐ることができなくなった)ため、子ども病院小児神経科を受診した。
                  入院時:身長、体重は正常範囲で、体温、心拍、血圧など異常なし。顔貌は無欲様、不機嫌で抱っこと臥位を好み、発語は少なく、嗄声を認めた。意識障害はなく、脳神経系も異常なし。
                  🌕悪心嘔吐(気持ちがわるくて吐く)の他、膝反射消失(膝を曲げ、膝のすぐ下をハンマーでたたく検査で膝が伸びない)、下肢優位の筋力低下、足底(足の裏)の感覚異常を認めた。
                  立位はとれず、坐位もふらつき、這うこともできなかった。
                  検査所見:血液や尿の検査は正常で、明らかな脱水を認めなかった。軽度の牛乳アレルギーを認めた。
                  血清Vit B1(ビタミンB1)が低下していたため、脚気と診断した。頭部や心臓の検査は正常。
                  経過:
                  症状の経過と腱反射消失から脚気を疑い、イオン飲料の摂取を中止し、採血後、直ちにビタミンB群混合剤投与を開始。
                  速やかに症状は改善し、6日目に退院。栄養指導を行い、偏食が改善したことを確認し、2か月後にビタミン剤の内服を中止。
                  その後の発達は正常で、腫反射は退院後約半年して出現した。
                  【考察】
                  脚気は末梢神経障害を主症状とするビタミンB1欠乏症で、日本でも明治時代には死因の半数を占めていましたが、病態が明らかになって栄養状態も改善したため、現在ではまれです。
                  ところが、現在でも誤った栄養法により脚気が容易に発生しうること、初期症状は非特異的な胃腸炎様(食思不振と嘔吐)であることが再認識されました。
                  🌕ビタミンB1は炭水化物代謝において補酵素として作用するため、炭水化物の過剰摂取、甲状腺機能充進、発熱等により必要量は増加し、水溶性であるため下痢、利尿剤投与、透析等で喪失されます。
                  🌕ビタミンB1が数週間欠乏すると疲労、無感情、易刺激性、抑うつ、傾眠、食思不振、悪心などの初期症状が出現します。
                  🌕欠乏が持続すれば、刺痛を伴う末梢神経炎、灼熱感、深部腕反射低下、振動覚消失、うっ血性心不全、嗄声などを認め、適切な治療を受けなければ、昏睡、死亡に至ることもあります。
                  この例は、適切な診断や栄養指導を受けていない牛乳アレルギーがあり、食べた後に嘔吐や下痢をすることが多く、タンパク質を避けて白米とふりかけ、パンと牛乳代わりのジュースを好むという偏った食生活でした。
                  精白米やパンには少量のビタミンB1が含まれていますが、この児の好んだイオン飲料と乳幼児用の果汁にはビタミンB1は含まれていませんた。
                  🌕炭水化物100kcalの代謝には、0.035mgのビタミンB1が必要とされているため、炭水化物の摂取量に対しビタミンB1が不足し、乳児期からビタミンの欠乏が起こりやすい状態でした。
                  水痘感染に伴う食思不振と下痢によるビタミンB1喪失に加え、イオン飲料の過剰摂取によるビタミンB1必要量の急激な増加から欠乏状態が進行したと思われます。
                  さらに、脚気の初期症状としての食思不振や嘔吐が出現しても、複数の医療機関を継続せずに受診したため、胃腸炎と診断されて水分補給を指示されました。
                  親はイオン飲料が体に良いという思いこみがあり、イオン飲料に偏った経口摂取を継続して末梢神経症状を呈するに至ったと考えられます。
                  最近5年間に国内で報告されたビタミンB1欠乏症の小児例は10例。乳幼児が多い。男女差はなく、基礎疾患としてはアトピー性皮膚炎、食物アレルギー、著しい偏食など。
                  10例中6例ではイオン飲料の多飲が悪化要因。
                  症状は嘔吐、末梢神経炎、脚気心、肺高血圧症など多彩で重篤な症例もあり。
                  清涼飲水の多飲による脚気心の幼児例のほか、イオン飲料を常用して半年で嘔吐が始まり、脚気心による心不全を来たして死亡した1歳10か月女児もいました。
                   イオン飲料に関連した脚気は重篤な経過をとる可能性があります。
                  嘔吐、食思不振、活気のなさなどがビタミンB1欠乏症の初期症状であることが周知されていません。
                  【結語】
                  現在でも、イオン飲料多飲など誤った栄養方法により、容易に脚気が発症しうります。
                  脚気は、重篤な経過を取ることがあり、乳幼児の持続的な食思不振や歩行障害の鑑別診断として、現在でも重要な疾患です。
                  日本小児科学会誌 112(11):p.1710-1712, 2008

                  【治療抵抗性統合失調症、ビタミンDとの関連】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<ビタミン>

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                    JUGEMテーマ:食事・栄養療法

                     

                    【治療抵抗性統合失調症、ビタミンDとの関連】 
                    低ビタミンDレベルは、統合失調症と関連していますが、ビタミンDレベルと疾患重症度や日光曝露量との関連はほとんどわかっていません。
                    オランダ・High Care ClinicsのJan P A M Bogers氏らは、治療抵抗性の重度統合失調症患者とスタッフにおけるビタミンDレベルを比較し、ビタミンDレベルに対する日光曝露の影響を検討しました。
                    ビタミンDレベルは、治療抵抗性統合失調症患者において4月に測定し、患者とスタッフにおいて6月の非常に晴れた春の日に測定しました。
                    4月と6月のビタミンDレベルを患者で比較し、6月のビタミンDレベルを患者とスタッフで比較しました。
                    日照の影響を検討するに当たり、患者が日中屋外で過ごした時間とビタミンD合成に推奨される最小時間との比較、および患者とスタッフにおける屋外で過ごした時間の比較を考慮しました。
                    〈結果〉
                    ・患者は、ビタミンD欠乏症を高率で有し(79〜90%)、スタッフと比較しビタミンDレベルが低かった(p<0.001)。皮膚の色素沈着とは独立していた。
                    ・患者において、皮膚への日光曝露時間は推奨時間よりかなり長く(p<0.001)、またスタッフよりも曝露時間が長いにもかかわらず(p=0.003)、ビタミンDレベルは正常値ではなかった。
                    結果を踏まえ、著者らは「治療抵抗性統合失調症患者のビタミンD欠乏症は、顕著であり、皮膚の色素沈着の違いや非活動性、病棟での屋内型ライフスタイルでは説明できない。さらに、患者の十分な日光曝露でも、ビタミンDレベルは改善しない」とし、「おそらくビタミンD欠乏症は、健康状態に関与しており、それが統合失調症の病態である。注目すべきは、著しく晴れた春の日光曝露でも、患者のビタミンD欠乏症を改善するには十分でなかった点である。
                    そのため、「統合失調症ではビタミンDレベルを測定し、適切に保つことが求められる」とまとめています。
                    P A M Bogers J, et al. Nord J Psychiatry. 2016;70:262-266.
                    元記事|奥平智之FB

                    【ビタミンB6による吐き気やつわりの改善】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<ビタミン>

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                      JUGEMテーマ:食事・栄養療法

                       

                      【ビタミンB6による吐き気やつわりの改善】
                      1日当たり50〜200mgのビタミンB6の服用は制吐効果をもっているため、単独あるいは他の制吐薬と併用で,放射線治療による吐き気やつわりを治癒するために広く使用されています。
                      しかし,ビタミンB6がつわりに有効なのかは明らかではなく、つわりに悩む女性のビタミンB6が他の妊婦よりも低いわけではありません。

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