【第49回埼玉若手漢方医会|開催報告】【けいしとう】【しゃくやく】特別講演 『日本漢方の口訣と臨床の工夫』 新谷卓弘(しんたにたかひろ)先生

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    JUGEMテーマ:食事・栄養療法

     

    【第49回埼玉若手漢方医会】開催報告
    【けいしとう】【しゃくやく】

    ・ 桂枝湯の薬理作用…太陽病と太陰病のハイッブリット方剤
     桂皮(君薬)と甘草(佐薬)⇒気をのびやかに巡らす
     芍薬(臣薬)と甘草(佐薬)⇒血をのびやかに巡らす
     甘草(佐薬)・生姜(使薬)・大棗(使薬)⇒脾胃の働きを増し気を生成する
    ・ 風邪治療で迷ったら、養生を指導し、桂枝湯(けいしとう)を服用させると良い(解肌の剤)
    桂皮+甘草で発汗作用があるが、
    去芍薬(麻黄湯、大青竜湯)、
    加麻黄(小青竜湯、大青竜湯、桂枝麻黄各半湯、桂枝ニ越婢一湯、葛根湯、麻黄湯、大青竜湯)
    で強力な解表剤となる。
    芍薬(しゃくやく)には汗がどっと出ないようにする働きがあるため、去芍薬で発汗が強くなる。
    ・ 日本人は桂皮アレルギーが多いので注意する。桂皮が入っていない香蘇散を処方。
    ・ 桂枝湯の芍薬増量(桂枝加芍薬湯、当帰四逆湯)・去桂枝(真武湯)で血・水剤へ。
    ・ 芍薬(しゃくやく):気逆による安静時の動悸があり、全腹部にわたり腹直筋攣急がなく、腹動を認める場合には去芍薬を一考してみる。
    芍薬含有方剤使用中に安静時の動悸が新たに出現し、気逆の要素がある場合は去芍薬を考慮することが肝要である。
    去芍薬で斜行感が出現する場合は、芍薬を含む処方に変更する。
    芍薬は凝り固まって痙攣するものを緩めるような働きがあります。
    ・ 芍薬甘草湯は下垂体のdopamine receptorを刺激し、prolactin産生を抑制する。そしてtestosteroneの分泌も低下するため面皰形成が抑制される(福島峰子)
    エストロゲン(卵胞ホルモン)は女性ホルモンの1つで、乳がんの発生や増殖に深く関わっています。乳がんには、エストロゲンにより増殖するもの(ホルモン依存性)と、増殖にエストロゲンが関係しないもの(ホルモン非依存性)があり、この性質の違いは治療計画を立てるうえで大変重要です。ホルモン依存性の乳がんの場合は、芍薬が配合された方剤の使用には注意が必要です。
    ・ 更年期障害では、加味逍遥散(芍薬あり)からはじまり、効果が感じられない場合は、女神散(芍薬なし)に変更するのが一般的です。
    症状が日々変わる不定愁訴で悩む人には、加味逍遥散(かみしょうようさん)が向いています。
    そして、いつも同じ固定愁訴に悩む人には女神散(にょしんさん)が効果的です。
    『加味逍遙散』:柴胡 芍薬 当帰 茯苓 蒼朮 山梔子 牡丹皮 甘草 生姜 薄荷
    『女神散』:当帰 川芎 蒼朮 香附子 桂皮 黄芩 人参 檳榔子 黄連 木香 丁子 甘草
    ・ 水滞(すいたい)の処方には甘草含有方剤が少ない。
    主成分であるグリチルリチンにはステロイド骨格があり偽アルドステロン症を引き起こしやすい。
    甘草の薬能をみると急迫の症を治す方剤が多い。
    水滞は慢性病態が多いです。
    特別講演 『日本漢方の口訣と臨床の工夫』
    新谷卓弘(しんたにたかひろ)先生

    やすらぎ内科 院長/近畿大学東洋医学研究所 元教授  より

    【2017年10月19日(木)19時から20時45分開催】【新谷卓弘先生・菊池友和先生・奥平智之先生】第49回埼玉若手漢方医会

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      JUGEMテーマ:食事・栄養療法

       

      【第49回埼玉若手漢方医会2017秋のご案内】

      平成291019日(木)19時〜2045

      川越東武ホテル 埼玉県川越市脇田町29-1 049-225-0111

       

      2017年度の秋の埼玉若手漢方医会は、新谷卓弘(しんたにたかひろ)先生に「日本漢方の口訣と臨床の工夫」について特別講演を賜ります。

      鍼灸師の菊池友和(きくちともかず)先生の「鉄欠乏性貧血とツボ」について教育講演機奥平智之先生の「栄養学の視点から見た漢方臨床」について教育講演兇發瓦兇い泙后

      本会は、医師を中心とした漢方治療に興味関心のある医療関係者を対象とした学術交流の場です。

      どなたでもご参加いただけます。途中参加、退出は自由です。

      交流の場としてご活用ください。

      この機会に是非、皆様お誘いあわせの上、ご参加いただけますようよろしくお願い申し上げます。

       

      〜プログラム〜

      ★教育講演機愿慣臻垣貧血とツボ』

      菊池友和(きくちともかず)先生

      埼玉医科大学病院 東洋医学科埼玉医科大学東洋医学科

      同病院総合医療センター麻酔科はり外来

       

      ★教育講演供惘浜楹悗了訶世ら見た漢方臨床』

      奥平智之(おくだいらともゆき)先生

      医療法人山口病院 精神科部長

      東京女子医科大学東洋医学研究所

       

      ★特別講演 『日本漢方の口訣と臨床の工夫』

      新谷卓弘(しんたにたかひろ)先生

      やすらぎ内科 院長

      近畿大学東洋医学研究所 元教授

       

       

      【特別講演:新谷卓弘(しんたにたかひろ)先生プロフィール】

      ○ご略歴

      1958年3月9日  和歌山県東牟婁郡下里生まれ

      1983年3月          富山医科薬科大学医学部卒業

      1992年4月          飯塚病院漢方診療科医長

      199510        富山医科薬科大学和漢診療学教室医局長

      1997年4月          鐘紡記念病院和漢診療科医長

      2000年4月          岡山大学医学部講師(東洋医学)併任

      2002年4月          近畿大学東洋医学研究所教授

      2011年4月          森ノ宮医療大学保健医療学部鍼灸学科教授

      2016年9月〜      さいたま市西区指扇に やすらぎ内科開業

      ○学会活動等

      199212月〜    日本消化器病学会専門医

      2000年4月〜      日本東洋医学会指導医

      2005年9月〜      日本内科学会認定内科

      2011年4月〜      日本東洋心身医学研究会理事

      ○ご著書

      『心に効く漢方〜あなたの「不定愁訴」を解決する』(PHP研究所)

      『最新情報 漢方』(NHK出版、共著)

      『漢方診断・治療学』(大阪漢方研究会編、共著)

      『現代漢方を考える』(薬事日報社、共著)

      『冷え症・むくみ。ホントなの ウソなの』(環健出版社)など

       

      会は年二回 春(3月)と秋(10月)に開催しております。   

      漢方治療や食養生に興味をお持ちの医師・薬剤師・鍼灸師の先生であればどなたでもご参加いただけます。 軽食の準備がございます。

      参加費: 2千円(第48回の参加者は無料)

      共 催 : 埼玉若手漢方医会 株式会社ツムラ

      後 援 : 埼玉県西部地区東洋医学研究会 埼玉メンタルへルス交流会

                        問い合わせ:宮内  TEL080-6747-9073

       


      【喜多敏明先生・和田暁先生】第35回東京若手漢方医会

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        【大野修嗣先生・平地治美先生・奥平智之先生】第48回埼玉若手漢方医会

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          【溝口徹先生&奥平智之先生&菊池友和先生】 第47回埼玉若手漢方医会2016

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            JUGEMテーマ:鍼灸・漢方・東洋医学

             

            〜第47回埼玉若手漢方医会2016のご案内〜
            平成28年10月19日(水)19時〜21時
            川越東武ホテル  埼玉県川越市脇田町29-1 049-225-0111
            【プログラム】
            演題機愎臾欧鮟ける食と鍼灸』
            菊池 友和(きくちともかず) 先生
            埼玉医科大学東洋医学科/埼玉医科大学総合医療センター麻酔科はり外来
            演題供悒瓮鵐織襯悒襯肯琉茲凌養生と漢方治療』
            奥平 智之(おくだいらともゆき) 先生 山口病院精神科部長/東京女子医科大学東洋医学研究所
            特別講演
            『「アレルギーと炎症」に対する漢方&栄養療法 』
            溝口 徹(みぞぐちとおる) 先生 新宿溝口クリニック 院長 ...

            本会は、大友一夫先生と大野修嗣先生を顧問として、漢方や食養生の学術交流の場として、年に2回、春と秋に川越市にて開催されております。医師・鍼灸師・薬剤師・栄養士などの医療関係者を主な対象としております。途中参加・退出は自由です。配布資料をご用意致します。ご多忙のことと存じますが、この機会に何卒お立ち寄り賜りたくご案内申しあげます。

            共催: 埼玉若手漢方医会  さきたまオケラの会
            後援: 埼玉県西部地区東洋医学研究会 埼玉メンタルヘルス交流会

             

             


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