【ビタミンB12の吸収システムの理解】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<ビタミン> 

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    JUGEMテーマ:食事・栄養療法

     

    【ビタミンB12の吸収システムの理解】

    ビタミンB複合体のほとんどは水溶性で容易に吸収されますが,ビタミンB₁₂の吸収には複雑なシステムがあり,厳密に吸収量が制限されています。
    ビタミンB12は,胃の中で胃酸やぺプシンの作用によって食品から遊離します。

    活性型ビタミンB₁₂とその類緑体は唾液中の糖タンパク質,R結合因子と素早く結合します。
    『内因子(IF) 』と呼ばれる『ビタミンB₁₂結合糖タンパク質』が胃壁細胞から分泌されますが,酸性ではビタミンB₁₂と結合できません。
    続く十二指腸で膵臓酵素によるR結合因子の部分消化が起こると,その親和力が低下し,ビタミンB₁₂は遊離します。
    遊離ビタミンB₁₂は,中性付近となった十二指腸で内因子とかたく結合します。
    内因子B₁₂複合体は回腸に進み,『特異的受容体の貪食作用』によって吸収されます。
    吸収系のこの部分は,1.5〜2.0μgのB₁₂で飽和します。
    これが,1回の食事で吸収できるB₁₂の制限要因であり,内因子の量は制限とはなっていません。
    投与量にかかわらず,その1〜2%程度のB₁₂は受動拡散によって吸収されます。
    回腸における取り込みの間にビタミンB₁₂は輸送タンパク質の『トランスコバラミン(TC) 』と結合します。
    TC兇呂海離咼織潺鵑鮹蔵場所である肝臓や,利用される種々の組織に輸送します。
    図 http://www.annepemberton.co.uk/vitamin-b12-injections

    【ビタミンB12とは?】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<ビタミン>

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      【ビタミンB12とは?】
      ビタミンB12の主な働きは、貧血予防、神経機能の正常化、睡眠リズム正常化です。
      ビタミンB12が貧血予防として働くためには、葉酸が欠かせません。葉酸と協力することでヘモグロビンの生成をサポートしてくれます。
      神経機能の正常化にも葉酸が必要で、葉酸と一緒に、核酸などの合成をサポートする他、末梢神経が原因となる神経痛の治療薬としても使われています。
      メラトニンは、脳にある「松果体」と呼ばれる部位でビタミンB12の作用によりセロトニンから生合成されます。
      ビタミンB12は、メラトニンの分泌作用を調整する作用があり、睡眠と覚醒のサイクルを整え、不眠症を緩和するとされています。
      時差ぼけ防止、つまり時差のバイオリズムの調整にビタミンB12が使われることがあります。
      ビタミンB6、葉酸と合わせて適切な量を取ると血中のホモシステイン値を下げてくれるため、動脈硬化予防にも期待ができます。
      ホモシステインは、必須アミノ酸であるメチオニンの代謝過程で生成される中間代謝物です。
      代謝されずに血中濃度が高まることで、動脈硬化のリスクが上昇します。
      血漿中のホモシステイン濃度の上昇が一般人口の5%未満でしかみられないのに対し、脳卒中や動脈硬化性疾患の患者では50%ほどにみられることが報告されています(CNS Drugs.2001;15:437-443)。
      ホモシステイン濃度の上昇は、脳卒中、血栓塞栓症(移動する凝血塊が脳卒中、心筋梗塞、その他の合併症を引き起こします)、骨粗鬆症、炎症性大腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)、アルツハイマー病、糖尿病、妊娠合併症、甲状腺機能低下症などのさまざまな疾患にかかわっています。
      https://www.facebook.com/nutrition.psychiatry
      http://www.j-np.net
      関連画像
      写真:http://macrobistyle.com/melit/b12.html

       


      【ビタミンCの特徴】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<ビタミン>

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        【ビタミンCの特徴】

        ビタミンC(アスコルビン酸)はとても弱い成分のため、ちょっとしたことで壊れてしまいます。
        大気内の酸素の働きにより、保存時にビタミンCはその活性を失います。
        そして、鉄などの触媒や熱により、より活性が失われてしまいます。
        特定の果物など、環境が酸性である場合、ビタミンCは比較的安定しています。
        一般的には、食品がコンパクトで、酸性度が強ければ強いほど、そして環境が寒く、湿度が高いほど、ビタミンCの損失量は少なくなります。
        たとえばグリーンピ ―スは冷蔵庫内では1 日約4%のビタミンCを失いますが、室温ではこれが12%にまで上昇します。
        殺菌缶詰や冷凍食品でも、場合によっては大量のビタミンCが失われることがあります。
        野菜や果物の場合は、収穫後すぐに湯がくことで、外層にあるビタミンC分解酵素を不活化することができるため、分解をある程度抑制することができます。
        食料品をさらに調理・加工することで、ビタミンCの損失量は50%にまで上昇します。
        特に、煮炊きした場合、アスコルビン酸は不活化されるだけでなく、湯の中に流れ出してしまいます。
        https://www.facebook.com/kodomo.mental

        【ビタミンEとは?】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<ビタミン>

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          【ビタミンEとは?】

           

          ビタミンEは、水に溶けにくい脂溶性ビタミンの一種です。

          ビタミンEは、大きくトコフェロールとトコトリエノールの2種類に分けられます。
          さらに、トコフェロールとトコトリエノールには、それぞれアルファ、ベータ、ガンマ、デルタの4種類があり、この8種類の総称がビタミンEです。

          化学名は、トコフェロールまたはトコトリエノールと言います。

          ❇熱、酸には強く、光、紫外線、鉄などには弱い性質を持っています。

           

          ○天然型と合成型○

          ビタミンなど栄養素には、天然のものがあれば、合成ものもあります。
          ことビタミンEに限っては、天然のビタミンEを摂取することが重要です。

          サプリメントなどの成分表示で、ビタミンEが天然型か合成型を見分けるには、トコフェロールの表記に注目します。

           

          <天然型>

          d-α—トコフェロール

          d-α-トコフェロール酢酸塩

          ※製品によって表記が異なる場合があります。

           

          <合成型>

          ❇合成型の場合は、表記名の内部にアルファベットの「L」が入っています。たとえば

          💎dl(える)-α—トコフェロール

          上記のトコフェロールは合成型となるため、抗酸化作用は期待できません。

           

          ○ビタミンEの主な働きは抗酸化○

          ビタミンEは、抗酸化作用による生活習慣病予防、ホルモン分泌の円滑化、血行改善、抗アレルギー作用などの効果を持つとされています。

          ビタミンEと同じく抗酸化力を持つビタミンA、ビタミンCと一緒に摂取することで、より抗酸化力が向上するとされており、動脈硬化予防に役立つことが期待できます。

          LDLコレステロールの酸化を防いでくれます。

          血液検査で間接ビリルビンは、酸化ストレスの参考となります。

          🌟間接ビリルビンが高値の人はビタミンEを補うとよいでしょう。

          抗アレルギー作用を持つのは、ビタミンEの一種であるトコトリエノールです。
          ヒスタミンなどを抑制する作用があり、皮膚炎や花粉症などのアレルギー反応を和らげるとされています。

           

          ○ビタミンEが多く含まれる食品○

          アボカド、うなぎ、赤ピーマン、アーモンド、ナッツ類などに多く含まれています。各食材に含まれる100g中のビタミンEの量は、以下の通りです。

          動物性食品

          いくら…9.6mg
          オイルサーディン…8.2mg
          焼きたらこ…8.1mg
          ウナギの蒲焼…4.9mg
          するめ…4.4mg

          植物性食品

          アーモンド…29.4mg
          サフラワー油…27.1mg
          米油…25.5mg
          モロヘイヤ…6.5mg
          オリーブのピクルス…5.5mg
          赤ピーマン…4.3mg
          バジル…3.5mg
          アボカド…3.3mg

           

          ビタミンEを多く含む食品

          写真:http://e-kenkou.net/vitamin_e.html


          【ビタミンDの最近の話題】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<ビタミン>

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            【ビタミンDの最近の話題】

             

            ◯ビタミンD欠乏が関連されていると考えられる疾患

            ・がん(大腸がん、肺がん、乳がん、前立腺がんなど)

            ・動脈硬化性疾患(心臓病、脳卒中など)

            ・認知症(アルツハイマー型認知症など)

            ・高血圧

            ・2型糖尿病

            ・アレルギー疾患(花粉症、アトピー性皮膚炎、遅延性フードアレルギーなど)

            ・自己免疫疾患(関節リウマチ、多発性硬化症、炎症性腸疾患、1型糖尿病など)

            ・感染症(かぜ、インフルエンザなど)

            ・精神障害(うつ病、季節性うつ、自閉症、統合失調症など)

             

            ◯Risk factors of low vitamin D status.Copyright Holick 2013, reproduced with permission.

             

            ◯日光浴でのビタミンE摂取を柱にしましょう!

            ・慢性疾患の予防と改善には1日にビタミンD100μg(4000IU)が目安です。

            ・いちばん効率的にビタミンDを合成出来るのは、正午前後20分程度の日光浴。天気のいい日ならこれだけで充分です。

            ・冬季など日照時間が少ない時期は、食事やサプリメントを組み合わせます。

             

            ◯血中ビタミンD濃度の充足レベル

             

            ◯メタボの人ほどビタミンDが必要です。

             

            ◯皮膚や免疫細胞に備わった受容体にビタミンDが結合すると、「抗微生物ペプチド」が合成されます

             

            ◯ビタミンDは脳内にフリーパスで入り、脳内の酵素で活性型ビタミンDとなります。この活性型ビタミンDは、神経細胞の発生や成長に関わる「神経成長因子(NGF)」や「脳由来神経栄養因子(BDNF)」などの合成を促しています。

             

            ◯ビーチで鼻抜けが良くなるのは、日光浴で作られるビタミンDの効果だった!

             

            ○自己免疫疾患の詳しい原因は不明ですが、そのバックグラウンドにも、免疫システムを正常化すビタミンDの不足があるとされています。

             

            ○ビタミンDのなかでもとくに効果が高いD₃は魚類と魚類肝臓、その次に効果的なD₂はキノコ類に含まれています。

             

            ○機能性医学の6大栄養成分

            P Protein(プロテイン) タンパク質

            O Oil(オイル) 脂質

            M Mineral(ミネラル) ミネラル

            F Fat Soluble Vitamin(ファット・ソールブル・バイタミン) 脂溶性ビタミン

            A Anti-Oxidants(アンチ・オキシダンツ) 抗酸化物質

            B B Vitamins(バイタミン・ビー) ビタミンB群

            + 腸内細菌が腸内環境を整えてくれる

             

            ☆出典☆斎藤糧三先生著『病気を遠ざける!1日1回日光浴』


             

             

             


            【ビタミンB12って何だろう?】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<ビタミン>

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              JUGEMテーマ:食事・栄養療法

               

              【ビタミンB12って何だろう?】

               

              ビタミンB12は、牛の肝臓から発見されたビタミンB群の一種で、水溶性のビタミンです。暗褐色をしているため赤いビタミンとも呼ばれています。

              化学名はコバラミンで、強酸性、アルカリ性、光に弱いことが特徴です。また、光や空気で酸化されるため、食材は密閉保存するとよいでしょう。腸内細菌によっても作られるため、1日の推奨摂取量は男女とも約2.4μg(かつおのたたき2切れ)と少なめです。

               

              ビタミンB12はこんな働きをする
              ビタミンB12の主な働きは、貧血予防、神経機能の正常化、睡眠リズム正常化です。ビタミンB12が貧血予防として働くためには、葉酸が欠かせません。葉酸と協力することでヘモグロビンの生成をサポートしてくれます。

              また、神経機能の正常化にも葉酸が必要で、葉酸と一緒に、核酸などの合成をサポートする他、末梢神経が原因となる神経痛の治療薬としても使われています。

               

              メラトニンは、脳にある「松果体」と呼ばれる部位でビタミンB12の作用によりセロトニンから生合成されます。
              ビタミンB12は、メラトニンの分泌作用を調整する作用があり、睡眠と覚醒のサイクルを整え、不眠症を緩和するとされています。時差ぼけ防止、つまり時差のバイオリズムの調整にビタミンB12が使われることがあります。

               

              ビタミンB6、葉酸と合わせて適切な量を取ると血中のホモシステイン値を下げてくれるため、動脈硬化予防にも期待ができます。


              ホモシステインは、必須アミノ酸であるメチオニンの代謝過程で生成される中間代謝物です。代謝されずに血中濃度が高まることで、動脈硬化のリスクが上昇します。

              血漿中のホモシステイン濃度の上昇が一般人口の5%未満でしかみられないのに対し、脳卒中や動脈硬化性疾患の患者では50%ほどにみられることが報告されています(CNS Drugs.2001;15:437-443)。
              ホモシステイン濃度の上昇は、脳卒中、血栓塞栓症(移動する凝血塊が脳卒中、心筋梗塞、その他の合併症を引き起こします)、骨粗鬆症、炎症性大腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)、アルツハイマー病、糖尿病、妊娠合併症、甲状腺機能低下症などのさまざまな疾患にかかわっています。

               

              ビタミンB12の多く含まれる食品
              カキやサンマなどの魚介類、レバーなどに多く含まれています。一日に必要な量の目安は、カキ1つです。各食材に含まれる100g中のビタミンB12の量は、以下の通りです。

               

              【動物性食品】

              しじみ…62.4μg
              牛レバー…52.8μg
              いくら…47.3μg
              イワシの丸干し…29.3μg
              生牡蠣…28.1μg
              めざし…14.6μg
              プロセスチーズ…3.2μg


              【植物性食品】

              のり…57.6μg
              ※μg=マイクログラム

               

              図:http://貧血の食事.xyz/

               

              微生物だけがビタミンB12 を産み出すことができます。反芻動物など、多くの動物種では、胃腸内での合成だけで、必要量をまかなうことができます。そのため、ビタミンB12はあらゆる動物性食品に、比較的多量に含まれています。

               

              ビタミンB12の過不足がもたらす影響
              ビタミンB12が不足することによって起きる障害は、巨赤芽球性貧血、脊髄および脳の白質障害、末梢神経障害などです。

              一方、ビタミンB12は体内の量が多くなると吸収されなくなるために、過剰症の心配はありません

               

              以下に当てはまる人は、ビタミンB12を積極的に摂取すると良いでしょう。

              ^濟席泌量が低下するなど、ビタミンB12の吸収に問題がある人
              貧血気味の人
              食事が野菜に偏りがちな人
              ず攷主義者の人
              ス睥霄圈糞杣率が約50%に低下)

              主に回腸の末端に現れる吸収不良症候群、病的な腸内定着(サナダムシなど)、コバラミン代謝の先天性異常などだけでなく、胃切除術もまた、B12欠乏の原因となることが多いです。
              胃を切除すると内因子の産生能も失われ、これが置換されなかった場合、2〜10年後には欠乏症状が現れます。
              単に部分切除を受けただけの患者も、その多く(約18%)において巨赤芽球性貧血が発生します。ビタミンB12の多量で頻回の投与により、内因子非依存的に吸収されます。

               

              ビタミンB12の賢い摂取ポイント

              ビタミンB12は、熱には比較的強い性質を持ちますが、水溶性のため汁ごと取れる調理がよいでしょう。
              また、毎日摂取することが大切です。
              主に動物性の食品に含まれている栄養素であり、のり以外の植物性食品にはほとんど含まれていません。菜食主義の人は、のりやサプリメントで摂取するようにしましょう。

               

               


              【ビタミンB6の理解】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<ビタミン>

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                【ビタミンB6の理解】


                ビタミンB6には3つの形
                .團螢疋シン(アルコール型)
                ▲團螢疋サール(アルデヒド型)
                ピリドキサミン(アミン型)

                3つの形すべてがリン酸化を受けます。


                代謝上,活性型は『ピリドキサールリン酸』です。
                ピリドキサールリン酸の依存酵素は以下に示す『アミノ酸代謝』に重要な役割を果たしています。
                 
                1.オキソ(ケト)酸を生成する『アミノ基転移反応』・・・・これはほとんどのアミノ酸の酸化的代謝の主要代謝経路。生成したオキソ酸が共通の代謝中間体となり,非必須アミノ酸を合成。
                2.ヒスタミン,ドーパミン類(ノルアドレナリン,アドレナリンも含む),セロトニン,GABA(γ−アミノ酪酸),リン脂質であるホスファチジルエタノールアミンなどのアミン類を生成する『脱炭酸反応』。 
                3.キヌレニナーゼ(トリプトファンからナイアシンを合成する経路に関与する酵素)やヘム合成の初発酵素であるδ−アミノラエブリ酸合成酵素などに関与する反応。

                 

                ★生体中のビタミンB6の80%はグリコーゲンホスホリラーゼの補酵素として『筋肉中』にあります。
                グリコーゲンホスホリラーゼはグリコーゲンを分解します。

                ●ビタミンB6は『核内受容タンパク質と結合することによりホルモン様の働き』をし,DNAの調節領域に影響を及ぼして遺伝子の発現を修飾します。
                ➡同様の機能をもつホルモン
                アンドロゲン
                エストロゲン
                プロゲステロン
                グルココルチコイド
                カルシトリオール(ビタミンDの活性型)
                レチノール、レチノイン酸
                甲状腺ホルモン

                 

                shutterstock_375842107

                画像:http://shizenryouhou.com/wp/?p=6381


                【ビタミンB₁₂はこんな栄養素】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<ビタミン>

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                  【ビタミンB₁₂はこんな栄養素】

                   

                  ビタミンB₁₂は、牛の肝臓から発見されたビタミンB群の一種で、水溶性のビタミンです。暗褐色をしているため赤いビタミンとも呼ばれています。化学名はコバラミンで、強酸性、アルカリ性、光に弱いことが特徴です。また、光や空気で酸化されるため、食材は密閉保存するとよいでしょう。腸内細菌によっても作られるため、1日の推奨摂取量は男女とも約2.4μg(かつおのたたき2切れ)と少なめです。

                   

                  ビタミンB12はこんな働きをする
                  ビタミンB12の主な働きは、貧血予防、神経機能の正常化、睡眠リズム正常化です。ビタミンB12が貧血予防として働くためには、葉酸が欠かせません。葉酸と協力することでヘモグロビンの生成をサポートしてくれます。

                  また、神経機能の正常化にも葉酸が必要で、葉酸と一緒に、核酸などの合成をサポートする他、末梢神経が原因となる神経痛の治療薬としても使われています。

                  メラトニンは、脳にある「松果体」と呼ばれる部位でビタミンB₁₂の作用によりセロトニンから生合成されます。ビタミンB12は、メラトニンの分泌作用を調整する作用があり、睡眠と覚醒のサイクルを整え、不眠症を緩和するとされています。時差ぼけ防止、つまり時差のバイオリズムの調整にビタミンB₁₂が使われることがあります。

                  ビタミンB6、葉酸と合わせて適切な量を取ると血中のホモシステイン値を下げてくれるため、動脈硬化予防にも期待ができます。ホモシステインは、必須アミノ酸であるメチオニンの代謝過程で生成される中間代謝物です。代謝されずに血中濃度が高まることで、動脈硬化のリスクが上昇します。

                  血漿中のホモシステイン濃度の上昇が一般人口の5%未満でしかみられないのに対し、脳卒中や動脈硬化性疾患の患者では50%ほどにみられることが報告されています(CNS Drugs.2001;15:437-443)。ホモシステイン濃度の上昇は、脳卒中、血栓塞栓症(移動する凝血塊が脳卒中、心筋梗塞、その他の合併症を引き起こします)、骨粗鬆症、炎症性大腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)、アルツハイマー病、糖尿病、妊娠合併症、甲状腺機能低下症などのさまざまな疾患にかかわっています。

                   

                  ビタミンB12の多く含まれる食品
                  カキやサンマなどの魚介類、レバーなどに多く含まれています。一日に必要な量の目安は、カキ1つです。各食材に含まれる100g中のビタミンB12の量は、以下の通りです。

                   

                  【動物性食品】

                  しじみ…62.4μg
                  牛レバー…52.8μg
                  いくら…47.3μg
                  イワシの丸干し…29.3μg
                  生牡蠣…28.1μg
                  めざし…14.6μg
                  プロセスチーズ…3.2μg


                  【植物性食品】

                  のり…57.6μg
                  ※μg=マイクログラム

                   

                  微生物だけがビタミンB12 を産み出すことができます。反芻動物など、多くの動物種では、胃腸内での合成だけで、必要量をまかなうことができます。そのため、ビタミンB12はあらゆる動物性食品に、比較的多量に含まれています。

                   

                  ビタミンB12の過不足がもたらす影響
                  ビタミンB12が不足することによって起きる障害は、巨赤芽球性貧血、脊髄および脳の白質障害、末梢神経障害などです。

                  一方、ビタミンB12は体内の量が多くなると吸収されなくなるために、過剰症の心配はありません。

                   

                  以下に当てはまる人は、ビタミンB12を積極的に摂取すると良いでしょう。

                  胃酸分泌量が低下するなど、ビタミンB12の吸収に問題がある人
                  貧血気味の人
                  食事が野菜に偏りがちな人
                  菜食主義者の人
                  高齢者(吸収率が約50%に低下)


                  主に回腸の末端に現れる吸収不良症候群、病的な腸内定着(サナダムシなど)、コバラミン代謝の先天性異常などだけでなく、胃切除術もまた、B12欠乏の原因となることが多いです。胃を切除すると内因子の産生能も失われ、これが置換されなかった場合、2〜10年後には欠乏症状が現れます。単に部分切除を受けただけの患者も、その多く(約18%)において巨赤芽球性貧血が発生します。ビタミンB12の多量で頻回の投与により、内因子非依存的に吸収されます。

                   

                  ビタミンB12の賢い摂取ポイント
                  ビタミンB12は、熱には比較的強い性質を持ちますが、水溶性のため汁ごと取れる調理がよいでしょう。また、毎日摂取することが大切です。主に動物性の食品に含まれている栄養素であり、のり以外の植物性食品にはほとんど含まれていません。菜食主義の人は、のりやサプリメントで摂取するようにしましょう。

                   


                  【ビタミンCの10の働き】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<ビタミン>

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                    JUGEMテーマ:食事・栄養療法

                     

                    【ビタミンCの10の働き】

                    抗ストレス作用
                    ▲灰蕁璽殴鸚言
                    L髪嵶聾上
                    いん予防
                    鉄の吸収促進
                    Π‐忙星とアミンからのニトロソアミン生成を阻害
                    Д灰譽好謄蹇璽襪らの胆汁酸の合成
                    ┘螢轡鵑肇瓮船ニンからのカルニチンの合成
                    肝ミクロソームの「解毒」反応に必要な「チトクロームP450の合成」は、アスコルビン酸により刺激されます
                    抗酸化作用

                     


                    【ビタミンCを積極的にとりたい人】Dr.奥平の栄養漢方治療講座<ビタミン>

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                      JUGEMテーマ:食事・栄養療法

                       

                      【ビタミンCを積極的にとりたい人】

                      ●精神的ストレスが多い人
                      ●アルコールをよく飲む人
                      ●タバコを吸う人
                      糖尿病や糖質過多の人
                      ●肌荒れやシミが気になる人
                      ●骨粗しょう症を予防したい人
                      ●高齢者
                      ●風邪を引きやすい人
                      血液検査で尿酸値が低すぎる人
                      妊娠時や授乳期、抗生物質療法時や血液透析時にも、通常より多くの量が必要となります。
                      喫煙者の血漿ビタミンC濃度は低いことが以前から知られていますが、これはラジカル形成が増加し、そのためビタミンCの消費量も増加するためであると考えられています。
                      そのため、喫煙者に対してより高い推奨値を設定している国も多いようです。
                      ☆グルコース(ブドウ糖)が高濃度に存在すると、グルコーストランスポーターと競合するため、ビタミンCの吸収率は低下します。
                      そのため、糖尿病患者ではビタミンCの利用低下が起こることが予測されます。
                      ☆ビタミンCは一回にまとめて飲むより、少量頻回摂取にした方がいい。

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